- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101050133
感想・レビュー・書評
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三島由紀夫が宇宙人に興味を持っていたなんて知らなかった。美を愛する金星人の考え方が、三島に一番近いのだろうか。なんだかこれって血液型占いみたいだ。「おおらかなあなたは木星人タイプ☆」みたいな。火星人の父、木星人の母、水星人の兄、金星人の妹、白鳥座の悪者たち(?)、みんなそれぞれ個性豊かだけど、宇宙人だという説得力は皆無なので、読み終わっても本当に宇宙人なのかそう思い込んでいるだけなのかわからなかった。暁子が処女懐胎を信じ込むところとか滑稽すぎて、かえって人間のあほらしさを表しているように見えた。現実から目を背けているだけなんじゃないの、と。
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うーん。やっぱり三島文学は自分には合わないということが分かった一作。
我慢して読み続けてみたものの、終盤の自称宇宙人同士の論争の箇所で本を置いてしまった。なんか非常にくどく感じてしまって、お腹いっぱい。
何作か三島作品を読んできたが、やはり合わないと決定的に分かったという意味では良かった。 -
『タイムマシンでは、行けない明日』
の中で記載があり興味がでて読んでみた
テーマが思ってたのと違ってた
全員がそれぞれ別の星からきた宇宙人と思っている大杉家
周りには宇宙人であることは秘密にしながら核の脅威から地球を救うために行動していると考えを異にする宇宙人が現れ‥
宇宙人とまではいかなくても自分は人とは違うと思っている人は結構いそうなんだよな
核の脅威はこの時代ではリアルだったんだろうな