若き日の友情: 辻邦生・北杜夫 往復書簡 (新潮文庫 き 4-61)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (418ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101131610

感想・レビュー・書評

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  • 書簡です。
    個人的には、あまり得るものが無かった。若い頃だったら違ったかもしれないが、私の年齢からすると、また個人的思想からすると、いまはちょっと違うというのが本当のところ。
    書簡というジャンルは大好きでしたが、やはりこういうのは、一人の人物にどれだけ興味をもったかという度合いと比例するきがする。もちろん私は二人とも好きだが、二人を知りたいというよりは、彼等の作品が好きだというくらい。
    最近は手紙を書かない人も増えたようだが、私はいまだに手紙を書きますし、口語ではない手紙があった世代ですから珍しくも、また新しくも感じない。
    若い気取る世代らしく、「ダンケ」などと使うところが 青二才苦手な私にはしっくりこないのかも。
    現代の若い世代がどう読むのか興味はある。

著者プロフィール

北杜夫
一九二七(昭和二)年、東京生まれ。父は歌人・斎藤茂吉。五二年、東北大学医学部卒業。神経科専攻。医学博士。六〇年、『どくとるマンボウ航海記』が大ベストセラーとなりシリーズ化。同年『夜と霧の隅で』で第四三回芥川賞受賞。その他の著書に『幽霊』『楡家の人びと』『輝ける碧き空の下で』『さびしい王様』『青年茂吉』など多数。『北杜夫全集』全一五巻がある。二〇一一(平成二三)年没。

「2023年 『どくとるマンボウ航海記 増補新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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