影武者徳川家康(中) (新潮文庫)

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  • 新潮社
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感想 : 89
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  • Amazon.co.jp ・本 (672ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101174167

感想・レビュー・書評

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  • 何度読んでも面白い。

  • 関ヶ原で見事な勝利を収めた徳川陣営。しかし、嫡子・秀忠による徳川政権が確立すれば影武者は不要となる。その後の生命の保障がないことを知った影武者・二郎三郎は、家康を斃した島左近を軍師に、甲斐の六郎率いる風魔衆を味方に得て、政権委譲を迫る秀忠、裏柳生と凄絶な権力闘争を始めた。そして、泰平の世を築くため、江戸・大坂の力を拮抗させるべく駿府の城の完成を急ぐ。

  • 発想に脱帽。そして仮にその通りだったとしても歴史に破綻はない。なにより読むのが楽しくわくわくさせられた。

  • 徳川家康(二郎三郎)と秀忠が
    どんどん骨肉の争いになっていく
    そんな中巻です。
    宗教のことも様々な忍も出てくるし
    だんだん家康が歳をとってくるのが
    ハラハラドキドキしてしょうがない。

  • 2011/02完讀

  • P103
     人間の営みには、すべてにわたって、長い長い歴史がある。その長い歴史の中で淘汰されて、いくつかの珠玉のような真実がさまざまな形で遺され伝えられてゆく。形は古くなり理解されなくなっても、その心にある真実は古くなることはない。理解しににくなった古い形から、真実をさぐりあてるのが、後世に生まれたものの義務であろう。その努力なくして、人は遂に人たりえないであろう。
    ●歴史を学ぶ動機となりうる文章だ。それに愛が時の流れに関係しているのであれば、歴史を学ぶことはその手助けになるかもしれない。

    ☆きっかけは八方美人な書評


    読了日:2011/01/31

  • 同じ作者の“吉原御免状”を読み終わったら、これも押さえておきたい、何しろ面白いから。道々の輩が、家康の影武者となり、そして本人の死によって家康と入れ替わる。そんな奇想天外な話をするっと納得させて読ませてしまう。う〜ん、うまいね。甲斐の六郎、島左近、風魔小太郎、徳川秀忠、柳生宗矩と味方、敵とも登場人物が魅力的。上・中・下巻と分量は多いですが、楽しく読めます。

  • 上巻では痛快な感じだったけれど、色んな駆け引きが出て来てハラハラする事もあったり。
    一応、わかってるつもりだけどついつい若そうな姿を想像していて、年齢や容姿についての描写があると、「あ、そうだった」って思い出してた(笑)

  • やっと中巻。天海とか出てきてないけどどうなるんだ・・・?最後まで気が抜けないな。

  • 一気に読めたしすごく面白かったのだが、上巻で食らったような衝撃はないような。秀康と忠輝がなかなかいい感じ。だが上巻の治部ほどのインパクトはなく…

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