おめでとう (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101292328

感想・レビュー・書評

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  • 幸せの永遠を願っても、悲しみの収束を願っても、生き続ける限り、ゆく川の流れは絶えずして……なのであることよ。
    動じずにいたいものだけど、うまくいかないなぁ。

  • 独特の世界観。
    やわらかな感じがする。
    嫌いな感じではなかったのだけど
    途中で飽きてしまった。
    読む時期が悪かったかも。
    もう少し余裕のあるときに
    ゆったり読めば良かった。

  • いい年した女の人の話達。
    普通なんだか非日常なんだか。
    でもどれものほほんとした感じでした。

  • 川上さんの短編は唐突に終わる。今回は断片的すぎて物足りなかったかも。。私は結構長編のが好きかもしれません。

  • 短編集。
    川上さんの作品には独特の世界がある。
    何やらホンワカしたような、不思議な気分になる。
    たまにその独特の世界に浸ってみたくなる。
    好きだったのは『どうにもこうにも』。

    2012.10.17

  • そうそう、川上弘美ってこんなんだった、という感じ。しみわたる文章。ありえない世界。
    それでも、愛さずにはいられない、という現実。

  • 12の短編集。
    求めては離れ、離れては求め。
    愛しいけれど疎ましくて、疎ましくても愛しくて。

    世間的にはイケナイ関係だけれど、気持ちは止まらないのかなと。

    頭では細かく分析するけれど、結局何をやってもうまくいかない「天上大風」と
    日曜のよく晴れた休日を思い浮かぶような背景の中での
    ちょっとした切ない気持ちの「川」が好きかな、と。

    全体的に川上ワールド炸裂)^o^(

  • こういう本読んでつくづく思う。おぼえてねぇ---読後約2ヶ月目くらいの感想でした。

  • 恋愛についての短編集。

    どれも短い作品で、登場人物は自分と相手、くらいの感じでした。
    「おめでとう」というタイトルに似合わず、別れを感じさせたり、という作品が多かったような気がします。

    読んでて、登場人物の気持ちの変化とか心情がいま一つ掴めず、首をひねったりすることが3回くらい。

  • 文章が読みたい、
    文章で癒されたい、

    そうおもったときに川上さんの物語を読むようになった。
    あたたかくて、ゆったりとしていて、それでいていつも切ない。そんな物語に、わたしは毎回癒されている。

著者プロフィール

作家。
1958年東京生まれ。1994年「神様」で第1回パスカル短編文学新人賞を受賞しデビュー。この文学賞に応募したパソコン通信仲間に誘われ俳句をつくり始める。句集に『機嫌のいい犬』。小説「蛇を踏む」(芥川賞)『神様』(紫式部文学賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞)『溺レる』(伊藤整文学賞、女流文学賞)『センセイの鞄』(谷崎潤一郎賞)『真鶴』(芸術選奨文部科学大臣賞)『水声』(読売文学賞)『大きな鳥にさらわれないよう』(泉鏡花賞)などのほか著書多数。2019年紫綬褒章を受章。

「2020年 『わたしの好きな季語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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