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- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101294773
感想・レビュー・書評
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単行本で既読だけれど、旅のお供に買ってしまった。よい選択でありました。
今は亡きひとの書いた数編の詩、決して真相にはたどりつけないだろうちいさな謎が、ゆるやかにつなぐ縁は、永遠ではないけれど、だからこそ、いとおしくたいせつなのだよねー、というようなことをぼんやりと考える。不在であるはずのひとが存在するのは、ひとの記憶の中だし、それを語り、それを聴くというひとのつながりが細々とでも続く限りは、その存在は永遠に限りなく近づく。まあ永遠なんていらないんだけど。望む望まないではなくて、存在は何某かの痕跡を残す。かならず。すこしの謎とユーモアが残るような姿の消し方ができたらいいのに。などとおもいました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
古い絵葉書を巡る物語。
一読して『旅情』という単語がふと浮かんだ。場所というより、寧ろ歴史という意味での旅だろうか。