- Amazon.co.jp ・本 (417ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101334318
感想・レビュー・書評
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数ヶ月間をおいてレビューを書いておこうと思ったのですが、ぱらぱらと本をめくっても感想が思い起こされず。
読み終わった当初は、そこそこの感情はあったような気がするんだけどなぁ。。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
そこそこ厚みのある本なので、時間がかかるかと思ったらまさかの一気読みでした。途中で置けなかった。
四人それぞれの生き方に好感が持てた。
こんな風に思いあえる人達がいるっていいなあ。
女だから、と肩肘張らずに自然に生きていけばいいや、と思えました。 -
歳が自分と2つしか変わらない、女性ふたりとその家族が主人公。家族の中で、誰も血がつながっていないというのが、真新しい作品かもしれない。
話は変わるが、私はテレビがあまり好きではない。今まで何故なのか、その理由を深く考えたことはなかった。しかし、この作品を読んで思った。ドラマは夢にあふれている。そこに、現実味は殆どない。だからだ。だが、この小説は違う。
現実で起こる様々な不条理や、恋愛・結婚、仕事、家族。自分の人生を取り巻くすべてのものを、どうやって愛し、向き合っていくのかが淡々と綴られている。
ドラマティックなようで、リアルな葛藤が描かれたその様は、とても心地の良いものだ。
この作品、なにやらドラマ化でも成功した作品のようだ。しかもあとがきをしてる檀れいは、娘役のひとりだったらしい。そんなことを聞いて、なんだか久しぶりにドラマが観たくなった。 -
再読
金沢で小料理屋を営む母篠さん、血のつながらない親子の雪緒と理々子
姉妹も血縁関係はない
でも、本当の家族みたい
色んな愛の形があるなぁと思いました
気持ち的にはとっても理解できる、だから、どんどん読めました
唯川さんの作品は、ちょっと軽いけど好きです -
ひさしぶりに唯川作品。読みやすくてジーンときて、そして元気がもらえる。
何歳になっても、人を愛する気持ち、恋する気持ち、そして思いやり。いいお話でした。
血のつながりがなくても、一緒に過ごすことで本当の家族になれる。血のつながりは重要であるし、切ることはできないけど、血のつながりがなくても血以上の関係を築くことができるんですよね。 -
あっという間に読めた作品。
金沢出身の血のつながらない姉妹理々子と雪緒が中心に書かれている。
私は雪緒ちゃんに共感したなぁ。もちろん理々子にもだけど。でも何より2人とも強い。 -
面白かった。
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10年後また読んでみたい。
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「若いうちは恋のために生きるけれど、年をとると、生きるために恋をする」音羽のことば。
「音羽さんを泣かすようなことは決してしません」澤木のことば。
「忠幸さんと会って、私は初めて、心の底から、自分を信じられると思ったんや。」篠のことば。「自分を信じる。恋する相手以上に。」
「自分がそばにいたいから、結婚するんや」…
名言がいっぱい。
大人の純愛ってこういうことを言うんだ。。。
ウソのない、愛情。
幸せだったり、切なかったり、悲しかったり…
いろんな感情が出てくるけど、とにかく”感動”しました。
そして、唯川さんの言葉選びのセンスがいいなと思いました。 -
祖母と母と二人の娘。複雑な親子関係。そんな4人の恋。
これはもう完全に好みの問題だと思いますが、私、唯川さんの本、かなり好きです。