- Amazon.co.jp ・本 (179ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101359168
感想・レビュー・書評
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「そんなに深くなかったやん、その海。」(うたかた)
結局ね、恋のはじまりみたいなウキウキ感で幸せそうやったと。
サンクチュアリは、大切な人が死んでしまった男女の話。
どっちも少女漫画的若々しさが感じられると思ったら、なんと吉本ばなな2作品目。 1988年の吉本ばななのあとがきが若々しい!
そんなあとがきを見ていたら、「キッチン」が流行った年、小学生ながらも図書室で借りて読んだと思い出しました。
決してつまんなかった訳じゃなくて、想像とちがったんです。
話的にはわりとアリです。 -
珍しく違和感を感じない、女性作家の作品だった。
訪れる刺激がさりげなく、とても癒される文章と感じた。それゆえに、芯の部分が突き刺さってくることがないのだけど、それが読みやすさに繋がっている。 -
読みやすい。
ちょっとしたドラマとかにしやすそう。と思った。
一人一人の感情よりも、その時その場所の風景や空気を想像しやすくて心地のいい本だなと思った。
吉本ばななさんゎ有名すぎて、少し敬遠してたから。尚更新鮮。
他のも読んでみようと思った。 -
うたかた、はすごく好き
サンクチュアリ、はそんなに好きじゃない
うたかたの鳥海人魚と嵐の関係。お母さんがお父さんをものすごく愛してる感じ、不器用ながらもそれにこたえるお父さん、すごく好きです -
吉本ばななさんの恋愛小説。
普通の人なのですが、背負っているものが重かったり
複雑だったり。
巧みな文章表現で、ずるずる引き込まれて読みました。
この本について、アメブロでも書いています。
http://ameblo.jp/waremoko-tadoku/entry-10220246371.html -
芸術選奨新人賞受賞作。
どちらも心に空虚な隙間を抱えた男女の物語。
キッチンしか読んだことありませんが、ばなな氏の一貫したテーマなのかもしれませんね。
途中まで気に入ったのは「サンクチュアリ」。
智明が馨の実家を出るまではすごく引き込まれました。
しかしその後の展開に、ちょっと抵抗が。。。
展開も強引に感じたし、何よりもそんな風に許しが下りてくるものなのか、私にはわかりませんでした。
にしても、ばなな氏作品は男性が清潔で綺麗すぎますね。
理想に近い、というか、実際はもっとどうしようもなく哀れな生き物だと思いますよ。 -
「私にとって」を他人に伝えるのはとても難しいなあと
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ばななさんの本ではキッチンが大好きです。
この本もキッチンと同じような空気が流れていて。
切なくて。悲しくて。甘くて。
ばななさんの文章は「空気」が良いと思います。