ソロモンの偽証: 第II部 決意 上巻 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101369372

感想・レビュー・書評

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  • 第一部ほど劇的に目まぐるしく事象が起こるわけでは無いが、一つ明るみに出る(モリリンの一件)とまた謎(大出家の火事)が加算されたりと、読むペースは落ちない。
    大事にゆっくり読まないと第三部の発売まで間が開いてしまう!と思うんだけど……。
    全部刊行されてから一気に読んだ方が良かったとここまで来てちょっと後悔。

  • 前半は裁判での役割が決まっていく場面。
    後半の盛り上がりがたまらなかった。神原くんの底知れなさにドキドキする。

  • 新しく登場した和彦と健一が大活躍。特に賢すぎる和彦が読んでいて頼もしくもあり、恐ろしくもある。意外に大ドンデン返しで彼が事件の中心にいた…なんて事はないだろうな、中山七里じゃないから。

    ただ、この先の展開がどう転がるのかまったく見当がつかない。ここまでも猛スピードで読まされてしまったし。

  • 急に面白くなった。
    裁判の展開は予想外。
    野口くんが大出くんとの接し方が徐々に代わっていくのが印象的。
    夏休みの短い期間で、涼子が良い子ぶらず、何枚も皮がむけていくことから、経験と成長の凄まじい関係性を感じた。

  • おはなしがドンドン広がって行く。

    それにしても凄い中学生がいるもんだ。
    読んでいると、中学校で起きている事実だと言うことを忘れてしまう。
    神原君、涼子ちゃん、三宅さんは一体どんな大人になることやら。
    続く

  • 裁判が動き出してつくづく涼子たちの賢さに感嘆する。

    特に考え方が大人たちより子供達の方がまともなことが切ない。
    何かを守ろうとして弱くなった大人たち。
    長く生きていると当たり前のことを忘れてしまう。

    後半の涼子と茂木記者のやり取りが好きだった。
    神原くんに押されていたけど、大人の思惑を逆手に取る涼子も抜群に賢い。

    子供から見ると絶対的なものー先生や学校に対する疑問や、権力、暴力によってねじ曲げられた真実への疑問を放置しない、涼子たちのスタンスを見習いたい。

  • よくよく思えば
    突っ込みたくなるところもけっこうあるのに、
    とにかくおもしろくてぐんぐん読んじゃう。

    早く続き読みたい。

  • 柏木卓也の死の真実を求め、生徒だけの学校内裁判を行うこととなった。弁護士役の他校の生徒が一人。不気味な存在。2016.10.20

  • 気になる気になる

  • ほぼ会話だけの中身で、すいすいと読みやすく、少年少女系の読み物になるのではないかと言う危惧はどこへやら。先が気になってすったかすったか読みました。しかしさ~、宮部みゆき、また登場させたわね、スーパー頭いい少年を。もはやこういう人物を出すのは癖としかいえないなwでもまぁ彼になぞの暗さが付きまとっているから、そのなぞも気になってよろしいww

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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