超・殺人事件 推理作家の苦悩 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2004年4月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784101395227

感想・レビュー・書評

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  • なんでもやり過ぎは良くないですね。ほどほどにしておかないと。

    こんなにも馬鹿馬鹿しい作品を全力で描いている感じが素晴らしいです。
    大好きな作品でしたので、再読しました。久しぶりに読みましたが、やはり面白いです。人気作家の東野さんがコレを書くのが凄いです。
    「笑」シリーズもそうですが、是非この手の作品をまた読みたい、です。

  •  文壇の内幕を皮肉ったり、社会問題を滑稽化したりと、笑シリーズみたいな「黒東野」を堪能出来る短編集である。
     メタ・ミステリから「世にも奇妙な物語」まで、様々な趣向が凝らされて全く飽きが来ないバラエティの豊かさだった。
     小説ならではの面白さがぎっしり詰まっている。読んでいて楽しかったし、作者の自虐めいた描写も可笑しかった。

     ここに収録されている短編たちに限らず、これまで発表されて来た東野作品、ひいては世の中の全ての本は、作者の苦悩の果てに生み出された作品だと改めて実感した。
     作者の血と汗と涙の結晶を読んでワクワクしたり、驚いたり、涙したりすることの出来る素晴らしさを噛み締めて、読む度に感謝の気持ちを忘れないでいたいなと思った。

    注:この感想の執筆にショヒョックスのおべんちゃらモードは使っておりません笑

  • 短編集だが、そこは東野圭吾さん、読後にぞっとする作品ばかり。
    超税金対策殺人事件なんかは、ちょっとすっきりするけどね。税金逃れを考えるやつらに読ませたい。

  • 「超殺人事件」というテーマで書かれた短編集なわけだが、正直言って作品によって★★☆☆☆から★★★★☆と評価が別れた。評価と言うよりも個人的な好みと言った方が正しいのかもしれないが。肩の力を抜いて気楽に読めば良いと思う。

  • ミステリー小説のあるあるをメタ的に表現し、それを上手く毒を含めた形で表現していて痛快で楽しかった。

  • すっごく面白かった。

    超理系読んでしまった。
    せっかく買ったのに飛ばすなんてもったいなくて。
    まあ訳分からなかったけど。
    逮捕されるんじゃないかとびくびくしてしまった。

  • なるほどなるほど、こういう作品か。なんぞ人を食ったようなひねくれ具合に、「超」というのも頷ける。

    作家と編集者の関係をおもしろおかしく知るにはもってこいと言えるかもしれない。ミステリーではないけど。それでも全体としてメタ感のある構成は、ドンデン返しやそんなオチかよ!みたいな驚きがあって、良質なミステリーを読んだ後のような読後感がある。

    それにしても一部の作品では相当な既視感があったのだけれど、あれはなんだったんだろう。作中作みたいなメタの部分が特に。調べてみたけど、映像化もされてないっぽいし。謎。

  •  『世にも奇妙な君物語』からの流れでそれっぽい小説が読みたくなりチョイス。『世にも〜』の怖さは一切省いた推理作家イジり小説。◯笑シリーズも再読したくなる。本書では『超高齢化社会殺人事件』がお気に入り。作家も編集も読者もみんな呆けてきてわけわからん状態になってるのが笑えるような笑えないような。
     代表作に挙げられるような作品はもちろんのこと、本作のような東野氏の愛あるブラックユーモア作品もとても面白い。

  • 推理作家の苦悩をシニカルかつユーモアたっぷりに書いた、短編小説集でした。

    小説に煮詰まったりすると東野さんもこんな妄想を繰り広げているんだろうかと、とても面白く読ませてもらいました。

    こんな突拍子もないこと、あり得ないでしょと一笑して終わるというより、もしかしてこんなことがあったら面白いなと思わせてくれるし、特に最後の短編「超読書機械殺人事件」なんて特別にシニカルでおもしろかった。

    作家といえば小説を書いているだけかと思いきや、売れてくるといろいろな賞の選考委員があったり、文庫本のあとがきを書いたり、時には書評を書いたりすることもありますよね。
    仕事である以上好き勝手に書いていいわけでなかったり、つまらない作品も読まなきゃいけない。そんな時に代わりに書評を書いてくれる機械があったら…
    とっても楽ちんですよね。
    売り方も非常に上手いし、業者のビジネスセンスが抜群。
    スピード感の速い時代とはいえ、なんでも手軽に、速くとコンパクトになっていく中で、大事なものが抜け落ちてしまったら悲しい。そんなの本末転倒だよね。

    寝る前に読むにも適度なサイズのお話ばかりで、非常に楽しめました。

  • 8作品が収録された短編集です。

    推理小説が出来上がる背景が、作家目線、編集者目線、書評家目線…それぞれいろんな角度から書かれています。

    こんな設定を思いついてしまうことがすごいなと思いました。

    どれもこれも全然違う設定で、短いにも関わらず読み応えがあって、やっぱり最後に意外な結末が待っている・・・楽しめますよ。
    短編なので読みやすく、だけど決して軽くも浅くもない。

    おもしろくて怖いです。

  • う~ん

  • 東野圭吾の気まぐれコメディ
    笑シリーズのような作品

    展開はさすがとしか言いようがない。
    意を決していくならば、奥が深そうで深くない、浅いと思って足を入れれば、それはそれで足を取られる。

    小説家に苦悩あり

  • 自分は好みではなかったです。
    でも大好きでまた読みたい本もあるので、幅広い作風なんだなぁと思いました。

  • 既読でしたわ。肩の力抜けたユーモア系もたまには良いね。

  • 短編なので気楽に読めて、気楽に読めるのに中身が濃い。
    怖かったり笑えたり一気に読んでしまいました。

  • (2012.09.18)

  • "超税金対策殺人事件","超理系殺人事件","超犯人当て小説殺人事件","超高齢化社会殺人事件","超予告小説殺人事件","超長編小説殺人事件","魔風館殺人事件(超最終回・ラスト五枚)","超読書機殺人事件"の8短編集。

    どれも小説家や出版業界の仕事を皮肉ったユーモア溢れる短編。東野圭吾というと本格ミステリー作家で、入り組んだトリックや華麗な謎解き、そして絡み合うしがらみを淡々と描くイメージだが、この短編集は、そういう東野圭吾とは異なった、読んでいてニヤッて笑ってしまう作品ばかり。私はこういう初期の頃の笑いを大切にしている東野圭吾作品がかなり好きだ。

    特に"超理系殺人事件"は、私も理系の端くれとして意地になって読んで、さっぱり意味が分からず最後には「似非理系人間」であると烙印を押されてしうという、小説にジャッジされた形になってしまった。いやはや参ったって感じ。

  • カラッと面白いものを読みたくて再読。
    作家、出版業界を揶揄したブラック短編集。
    期待に違わず面白かった!

  • 東野圭吾による、ブラック短編集。
    作家とその周辺を揶揄。
    痛快(笑)

    ちょっとだけ、筒井ぽさを感じた。
    筒井より、まじめだけど。

  • 八つの短編小説
    作家の先生が出て来て
    その先生が書いた小説
    の話とリンクするとか..
    全部
    作家さん 小説 が出てくる
    話だった
    辛辣だったり
    皮肉だったり
    小説の技法の話だったり
    自分の好みではなかった
    面白くないこともないけど..
    面白くもない...
    早く読み終わって
    違うの読みたいな..
    とか最後思った
    平成13年刊行
    こういうの流行りだったのかな

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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