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- Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101408125
感想・レビュー・書評
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松岡洋右を軸に展開される、これは冒険譚。インディー・ジョーンズみたいな作品。ハリウッドで作れば絶対に売れる映画になる。
冒頭から引き摺り込まれ、見せ場は充分。血湧き肉躍り一気呵成に読んでしまいたいのに、舞台が満州だから、老眼の目には漢字が辛くで・・・
最初は実録ものと信じ込んでいたが、話があまりにうまく運ぶ。まるでシドニー・シェルダンみたい。背景その他は史実に基づきながら細部はフィクションという、「ファクション」と呼ばれる分野の小説だと末尾の解説にあったが、歴史小説なんてみんなファクションだ。
この作家の筆の力を堪能できる作品の一つ。「リットン調査団」なんてお馴染みのない副題に物怖じせず、是非とも広く読まれて良い、日本史+エンタメの力作の一つ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
半藤一利し氏の解説によれば、本書はファクション=ファクト+フィクション、とのこと。昭和史を背景にしたファクション。背景として描かれている史実がしっかりとしているせいか、読みごたえがあり、なかなか面白かった。
リットン調査団の報告書を秘密裡盗み出すという、国運を賭けた奇想天外な計画。その計画の実行に、松岡洋右の部下、三浦公介と掏摸団が活躍する。特に、奉天から新京に向かう特別列車の中で暗躍するシーンはスリリング。 -
これ面白いよ!!!!
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