凍える牙 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 4782
感想 : 513
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  • Amazon.co.jp ・本 (520ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101425207

感想・レビュー・書評

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  • すごかった!
    ドンドン読まずにいられない。
    さすが 直木賞!

  • ファミリーレストランで起きた人が燃える事件。ウルフドッグが絡んだ話ですごく面白かった。ウルフドッグって可愛いけど大きいんだなぁ。

  • 音道の気持ちと環境がわかりすぎる

  • 冒頭の火災の焼死体に咬傷がのこされていた。テロ的なミステリーかと思いきや大型犬に襲われて命を奪われる事件が勃発する。孤高の女刑事が理不尽な男社会で抗いながら常に前を向いて闘う姿勢は読み手をひきこみます。ドラマ化されて音道貴子役は小池栄子さんが演じているようですがちょっとイメージがわきません。作品は違いますが誉田哲也さんのストロベリーナイトの姫川玲子を演じた竹内結子さんが個人的には適役で、相棒の滝沢刑事はマキタスポーツが適役ではないかと感じます。音道貴子シリーズを読破しようと思います。

  • この小説には、読む人が目を離せなくなるような光景が。読者の脳裏にくっきりと浮かび上がり、一気に引き込んでいくようなようなそんなシーンがきっと待ち受けています。

    たった今、想像して思い描いても感動を与えてくれるような。
    その瞬間を、自分はもうきっと忘れることはできないでしょう。

    すごく綺麗で、強く健気で愛おしく、とても哀しい。
    そのシーンの為だけにでも読む価値があったと今でも思っています。

  •  乃南アサの長編小説。僕がこの作品に出会ったのは、筆者を知り、どうやらこの作品が面白いと言われている様なので手に取ったという経緯だ。なのでシリーズかしている事も知っていたが、「風紋」や「晩鐘」程では無いだろうと軽い気持ちだった。
     冒頭からファミレスの焼死体、牙の後、という不穏空気に一気に引き込まれる。
     貴子と滝沢のコンビも魅力的で、滝沢の皮肉な親父感(皇帝ペンギンはピッタリ)は、男社会の嫌な部分を凝縮している。それに負けない貴子の強さ、また素の部分はギャップを感じ魅力的におもう。
     彼女はバイクを愛用しており、カーチェイスならぬバイクチェイスはまるで映像を見ているかの様な描写力だ。女性刑事や探偵は数人知っているが、キャラクターとして魅力的な一人になった。
     物語が進むにつれ、牙の意味が明かされていく訳だが、物凄く切ない気持ちになる。衝撃度や世界観含めて読んでよかった。面白い作品だった。

  • さすがの心理描写と軽快な読み心地に圧倒されるも、もう少しドンデン返しを期待してしまった部分もあった。

  • 未読

  • 内容全然覚えてないけど評価はつけたいからなんとなく4にします。

  • オオカミ犬を操って人を殺害することにリアリティがあるのかどうかがどうしても気になってしまった。
    そして高木がそうまでして復讐しようと思った背景がもっと表現されていて欲しかった。尚且つ急に小川という薬品で火を放つもう一人の犯人も現れる。最初の事件で獣に咬まれた痕と自然に発火する殺害方法の関連性の結論が楽しみであったが個人的には今ひとつすっきりしないものであった。
    まだ貴子と滝沢のコン感情が感情が入り込めていないが、続編を読みながら自分の中でこのシリーズがどう変わっていく楽しみではある。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。88年『幸福な朝食』が第1回日本推理サスペンス大賞優秀作となる。96年『凍える牙』で第115回直木賞、2011年『地のはてから』で第6回中央公論文芸賞、2016年『水曜日の凱歌』で第66回芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞。主な著書に、『ライン』『鍵』『鎖』『不発弾』『火のみち』『風の墓碑銘(エピタフ)』『ウツボカズラの夢』『ミャンマー 失われるアジアのふるさと』『犯意』『ニサッタ、ニサッタ』『自白 刑事・土門功太朗』『すれ違う背中を』『禁猟区』『旅の闇にとける』『美麗島紀行』『ビジュアル年表 台湾統治五十年』『いちばん長い夜に』『新釈 にっぽん昔話』『それは秘密の』『六月の雪』など多数。

「2022年 『チーム・オベリベリ (下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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