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- Amazon.co.jp ・本 (462ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101462240
感想・レビュー・書評
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20180909
元銀行員の著者による経済小説。
銀行に関する話が多いが、製紙会社、保険会社、ホテルなど多岐に渡りサラリーマンの悲哀を絶妙な皮肉を混じえながら表現されている。
硬い話から色っぽい話まで、最後まで飽きる事なく一気に読めた。
最後の製紙会社の買収劇を題材にした作品は、短編だけでなく、長編でも読みたい。
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金融機関にお勤めの『社畜』の皆様には、思い当たる節があるはず。そんなシチュエーションや人物たち。
元みずほ銀行の著者が描くのは、生々しい社畜たち。
彼らの生き方をみていると、哀しくなる。
でも、私は絶対違うとも言い切れない。
なにかの弾みで、ということがあるかもしれないからだ。
ただ、彼らは等しく孤独だ。
痛みを哀しみを怒りを、あるいは喜びを、誰かと分け合っていれば、それぞれの悲劇は起こらなかったかもしれない。
金融機関にお勤めの『社畜』の皆様、彼らのような悲劇を起こさないために、おすすめします。 -
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