龍ノ国幻想1 神欺く皇子 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
4.28
  • (72)
  • (66)
  • (24)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 775
感想 : 64
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101802183

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  主人公の造形がよかった。男装の可愛い女の子、からの恋愛物語、というお話でなかったので大変よかった。月白は長生きしてもっと幸せになって欲しかったなぁ。
     私が不津皇子なら、遊子の寺を幾つか囲い込み高等教育を施した上で他国の斥候として派遣するけどな。あと、奈良時代の天皇位は結構高年齢で受けるものだったようなので、そういう目線でいうと四十代以下の二人はたぶん対象外とみなされたのだろうなと思うのだった。

  • 地理的には十二国記の地図に似てる。但し舞台は中国っぽくなく、飛鳥か奈良時代の日本の風俗っぽいものが出てくる。
    おまけに話は、十二国記の蓬山に似ているところで展開される。
    男女逆転であり、必要とされない者達の逆転劇らしい。
    とりあえず続編期待。話がどう展開されるか楽しみ。
    なんか初回で邪魔な者全部消しちゃったんだけど、それでいいのかな。誰か残しといたほうが面白かった気がする。

  • あードキドキした〜。早く続きが読みたい。日織皇子の闘い。

  • フォロワーさんから面白いと伺ったので積読から取り出してきて読んだ。
    私は龍が好きだ。男装も好きだ、そして女装も好きだ。好きなものづくしのファンタジーすごく好みで面白かったです!!!

  • 十二国記やら男女逆転劇やら色んな要素入ってて、既視感は有るけど、読みやすくて一気読み

    日織のバックボーンから余り人前に出られないのは仕方ないのかもしれないけど、皇尊を目指すならそれなりに人脈作りとかの努力はしないと、お宝探ししないなら負け確定みたいなのはダメなのでは?

  • 普段ファンタジーはそれほど読まないけどこれは面白い。世界観や設定も複雑すぎず理解できたし、キャラクターが魅力的で読みやすく、あっという間に読み終わってしまった。
    特に主人公の日織が良い。目的のためにすべてを欺き男として生きる。とても紳士的で、優しく凛として公平で、こんな人がいたらそりゃ格好いいよな。
    同じように偽った姿で生きてきた悠花と心が通じ合うのは当然と言えば当然で、まあそうだろうなとは思った。思ったんですが、個人的に大好きだった月白が…嫌な予感はしてたけど…日織と月白のシーンが癒しだったのに!もっと見たかった!
    という残念な思いから星を一つ引きました。無念。

  • 世界の成り立ちとしてら、十二国記を感じざる得ないが、ファンタジーとはこうゆうものだろう。
    世界観がしっかりしており、続きが気になる。
    ただ、なかなか漢字の、読み方が特異で、慣れるまで読みにくかった…

  • これはこれで面白かった。そして、続刊に期待します。

  • ☆4.2

  • 初読みの作家さん。本屋で表紙に惹かれて。何処かで読んだようなエピソードが織り混ざった雰囲気のお話ではあったが、龍が出てくるだけで、面白さ3割り増しだからな〜。今のところ6巻まで続くようなので、期待を込めて星4かな。この物語の世界では、女性だけが龍の声を聞ける。この法則に当てはめれば、声が聞けない女性と、聞ける男性は人にあらず…になる訳だよね。普通って何?誰が決めるの?今の世も龍の世も、変わらんね。

全64件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

広島県出身。第7回角川ビーンズ小説大賞審査員特別賞受賞。『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黒の妖精』にてデビュー。温かく優しい読後感が持ち味で、登場人物の繊細な心理描写も高く評価されている。他著に「封鬼花伝」シリーズ、「箱入り王女の災難」シリーズ、「一華後宮料理帖」シリーズ、『ここは神楽坂西洋館』『仙文閣の稀書目録』などがある。

「2021年 『転生佳人伝 寵姫は二度皇帝と出会う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

三川みりの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×