スタインベック短編集 (新潮文庫)

著者 : スタインベック 大久保康雄

• 新潮社 (1954年8月25日発売)

感想・レビュー・書評

[yaziemさんの感想 · 2013年4月23日]

奇妙であったり、ホラーであったりミステリーであったりと、淡々とした文に様々な要素がある。
「蛇」がよかった。
怖い。

[reader93さんの感想 · 2023年11月16日]

カリフォルニア、サリナスを舞台に力強く生きる人たちの悲喜こもごも。翻訳がとてもいいと思う。

[しゅんさんの感想 · 2024年1月19日]

「菊」が大好き。

[tulufuさんの感想 · 2022年11月14日]

佐々木俊尚さんのvoicyで紹介されていた本
「朝食」がとても好きだそうだ。

早速読んでみる。
田舎町の通りすがりの家で朝食をご馳走になる話だ。
朝食の支度や家人との何気ない会話。

飾り気のない日常にこそ美を感じ、それこそがいつまでも記憶に残る思い出になる、そんな短編小説だ。

振り返ると、自分自身いつまでも記憶に残っている食事はけっして高級なものではなく、シンプルなものが多いように思う。

屋久島ハイキングの休憩中に食べたチョコレート、風邪の回復明けに食べた梨など、普段食べているはずのものなのに、感動すら思えるほど美味しく感じた経験がある。

シチュエーションや疲労感も手伝ったのかもしれないが、忘れがたい美味しさとは、案外シンプルで身近にあるものかもしれない。

[くどうさんの感想 · 2013年5月21日]

訳し方によるのか、少々読みにくくはある。五感に訴えかけるまざまざとした描写、ハッと気づかされる鋭い一文。良くも悪くも人間くさい。数話だけでも読む価値はある。

[neoyamaさんの感想 · 2012年9月7日]

海外、特にアメリカ文学において
主人公は考えた末、ある共通した行動に出る。
移動するのである。
そうすれば解決するのだといういささか突飛な移動に、きょとんとさせられる。
我々の切腹のようなものかもしれない。

[takeoffさんの感想 · 2011年4月17日]

お気に入り！

[oriduru1970さんの感想 · 2011年3月23日]

サウンド文学館・パルナス　「朝飯」
幸せな食卓の風景

[suburbiaさんの感想 · 2011年3月7日]

「朝めし」の空気の清潔さ！

[アンダルシアさんの感想 · 2006年10月22日]

ピューリッツァー賞にノーベル賞。「怒りの葡萄」に「エデンの東」よくもこんな強烈な読書をしたもんだ。『一瞬のうちに、それは終わった。事は終わったのだ。彼女はふりかえろうともしなかった。・・「菊」より』高鳴る期待。そして一瞬の挫折。不朽の名作は映画でもいっしょだけど終わったあと、ちょっと世界が変わって見える。