ハンニバル・ライジング 下巻 (新潮文庫)

  • 新潮社
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感想 : 85
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102167076

感想・レビュー・書評

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  • 沖縄行き飛行機遅延で1000円の券もらって購読。旅行中読んでいて、いいのやら悪いのやら。面白かったです!

  • 医学部入学後。紫夫人との絶妙な距離感。翻訳フォローも入ってるんだろうけど、西洋の作家でここまで日本文化に寄り添った表現が多いのは珍しいように感じる。

  • 何を考えてるかわからない怪物的なところがハンニバルの魅力だと思うのだけど、今回のでその魅力が減ったと考えるひとが多くいてもそれはしょうがないなぁと思える内容でした。
    これは…うーん、そこまで衝撃の事実ってわけではない(実際あったらそりゃすごく辛いけど)想定内の展開と、特に魅力もないし誰が誰だか区別しづらいほど印象が薄い敵…それを淡々と始末していくという…なんだか物足りないような気がしてしまう。
    文章もなんだか読みづらい部分が多かった。
    あとやっぱ私も日本人なので気になるとこがちらほら。

    ハンニバルの過去がどんなのであれ知りたいと思える人には面白いだろうけど、スリリングな展開や予想外の展開などを求めてる人には物足りない話、という感じでしょうか…

  • ハンニバルの復讐劇の完結。
    まあ、とは言えただのそれだけで終わるはずもなく、当然未来のレクター博士になる切っ掛けが紹介されるわけだけど、結構安易だった気もするかなあ。
    この物語自体が後付けだろうからアレなんだけど、結局この話の人達ってその後の未来に欠片も出て来ないのもアレだよね……。
    もっと、その理由まであったりしたのかなあと思って大惨劇になるんじゃないかとか思ってたのですけど、流石にそれはやり過ぎか……。
    まあ、そんな感じで面白いけど全部は納得できない感じでありました。
    原作はかなり日本びいきな感じもしたけど、映画版とかってどうなってるんだろうとは思ったので映画版も見てみようかなあ。

  • 医学生になったハンニバルが、妹を殺した犯人たちを殺していくが、ハンニバル自身も妹を食べていたという話。
    殺され役達に魅力も力もないんで、それを超えるハンニバルも魅力的に見えない。

  • 予想通りの雑さで、誰が何をしてるのかすらすんなりわからない難解な文章だった。日本文化だの絵画だのをずいぶん勉強したみたいだったけど、『ハンニバル』から変わらずのフォションぶりだったので、この著者の無趣味ぶりの徹底ぶりはもう評価するしかない感じ(だからそういう人が芸術家を素材に選んじゃダメだってば)。

    フォションぶりをとりあえず棚上げすれば、ハンニバル・レクターというキャラクター萌え本としてはまあこんなものかな、というか。取ってつけたような日本推しが大人の事情を垣間見させてちょっぴり複雑だった上、映画版では紫夫人がコン・リーと知って更に萎えました。まあ日本人であれ演じられそうな人、あんまり思いつかないけど。

  • ハンニバルが身の内にある怪物の素質を花開かせるまでの物語。
    何が起こってるのか分からないまま読了してしまった感が大きい。もう一度じっくりと読めばもっと楽しめるのだろうとも思うが、借り物で返さなければならないしその気も起きない。

  • ドラマ「ハンニバル」のために。
    彼にカニバリズムの習慣があるのはこういうことだったのか。紫夫人が絶望したのはなぜなのか…わかるような、わからないような。
    彼の、美食で、気高い、何か…えたいのしれない…孤独、の源はここにあったのだ。

  • 普通じゃないけど、意外と普通。しゃーないかー、的な。

  • さくさくさくと。
    翻訳者さんの後書きが親切で良かった。

    未知のままの方が恐怖はあった。

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著者プロフィール

ウィリアム・トマス・ハリス三世(William Thomas Harris III)
1940年テネシー州ジャクソン生まれ、テキサス州ウェイコのベイラー大学(Baylor University)卒業。地方紙記者を経てAP通信社でレポーター兼編集者に。この期間中の知見が小説の機縁となる。
著作は現在5作。映画化もされた『ブラック・サンデー』をはじめ、「ハンニバル・レクター」シリーズの『レッド・ドラゴン』、ブラム・ストーカー賞を獲得した『羊たちの沈黙』に、『ハンニバル』、『ハンニバル・ライジング』。

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