幸運の25セント硬貨 (新潮文庫)

  • 新潮社
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感想 : 87
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  • Amazon.co.jp ・本 (425ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102193365

感想・レビュー・書評

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  • 短篇集。「ゴーサム・カフェで昼食を」は必読。「何もかもが究極的」も良かった。他はそれなりに面白い。通勤の暇つぶしになった。星3つでも構わない。この本の片割れである「第四解剖室 」についてアマゾンで参考になる情報を見つけた:

    「出版社からのコメント:
    本書と『幸運の25セント硬貨』は、合わせて2冊でキングの最新短篇集"EVERYTHING'S EVENTUAL"の翻訳です。ただし…版権の関係で、すでに単行本としてアーティスト・ハウスより刊行されている『ライディング・ザ・ブレット』は収録されておりません。とはいえ、誤解されると困るのですが、「それ以外はすべて」収録されています(『ライディング・ザ・ブレット』についてのキングのコメントも含めて)。つまり、原書14篇中の13篇が、2分冊で刊行されている、という形式です。 (省略)」 

  • もう昔ほど夢中でキングが読めなくなった…と感じた1冊。面白かったのは「道路ウィルスは北へむかう」「例のあの感覚、フランス語でしか言えないあの感覚」「一四〇八号室」かな。特に「道路ウィルス~」は昔好きだった感じを思い出した。

  • このすっきりしない感じを余韻を残した作品と解釈するか、後味悪くて気持悪いと思うかで感想が変わりそう。
    私は合わなかったなぁ。これといって面白く感じた話もなかった。
    一四〇八号室にもうちょっと期待していたんだけど…。

    一四〇八号室は映画の方でも途中で寝てたから、多分合わないんだと思った。

  • 1999年の事故から復活作の短編集。絵を題材にした2作が秀逸。パニック系の作品は、じわじわと恐怖がくる。どこか筒井康隆に似ているところもある。ただ、作によっては訳が今ひとつ。「1408号室」は訳が変わればもっともっと面白いはずだ。

  • 「ホラーの帝王」スティーブン・キングの短編集。
    作者の独自の世界観が展開されるので、合わない人にはつまらないかも。

    「例のあの感覚、フランス語でしか言えないあの感覚」は特に独特な世界が展開されていると思いますが、個人的には結構面白かったです。
    「道路ウイルスは北にむかう」も背筋がゾクゾクするような恐怖があって良かったと思います。

  •  久しぶりに読んだキングの短編集。
     なんだか優しくなっているというか、鋭さがあまり感じられなくなっていて、「あれ?」と違和感を感じた。

     解説によると、この短編集はキングの"第四期"にあたるらしく、『不眠症』『ドリームキャッチャー』『ローズ・マダー』などの長編と同じ時期らしい。見事にこの時期の著作は読んでいないことがわかり合点した。

     自分が読んだ最新のキングはおそらく、第三期の『IT』『ミザリー』『ランゴリアーズ』『図書館警察』『ニードフル・シングス』あたりまで。
     その後も作者は進化していたということだろう。いつの間にか置き去りにされていたようで、少し寂しいような気がした。

  • 短編集。二三篇読んで肌に合わなかったので読むのをやめた。スティーブンキングの小説を読むのは初めてだったのだが、次読むときはメジャーなのを読む。グリーンマイルとか、刑務所のリタ・ヘイワース(「ショーシャンクの空に」の原作)とか。

著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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