米朝開戦 1 (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102472613

作品紹介・あらすじ

北朝鮮が何の前触れもなく、最新鋭のICBM・銀河3号を日本海に向けて発射し、世界に衝撃が走った。核弾頭の開発が、いよいよ最終段階に達したのか――。折しも、元CIA工作担当官がベトナムのホーチミン市で何者かに殺害され、北朝鮮に関する極秘書類が奪われた。ジャック・ライアン大統領と〈ザ・キャンパス〉の工作員らが捜査を開始。新たなアジアの危機を回避できるか。

感想・レビュー・書評

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  • 敵は北朝鮮。北朝鮮のトップは残虐で頭が悪いと書いてある。気に入らなければすぐ処刑。残虐な処刑方法も克明に描かれており、それに怯える北朝鮮高官たちが何故彼らのミッションに取り組まねばならないか?の理由には共感させられる。成功しなければ家族もろとも処刑されるからである。
    トムクランシー亡き後ジャックライアンシリーズを引き継いだマークグリーニーの書きっぷりにその後継者としての資格を感じる。
    ほかのシリーズと違って一巻から物語の輪郭は計り知ることができ、読むペースが早くなる。

  • トムクランシー亡き後も、やはり面白い

  • 162p

  • 長く積んだままにしていた本
    今の情勢を見て、読むなら
    今でしょ!
    という感覚で読み始めました。

    まぁ、これまでの作品から考えれば
    この1巻、2巻は大きな動きは無く
    土台固めに終始するんだろうな。。。
    と、戦争シーンが無いのに寂しさを覚えつつ
    読み終えました。

  • 政治ミステリ。ロシアが、ウクライナに手を伸ばし、というリアルな事件、政治背景をそのまま部隊にして、あ田勢しいロシアの大統領、国の情報機関を一つに統合して、KGB時代のような強力な組織に戻そうという流れの中で、ジャック・ライアンの旧友、元ロシアの情報機関の長がアメリカ合衆国に講演旅行、ホワイトハウス訪問中に倒れて、それが放射能被爆。折から、ロシアの新しい情報機関の蝶になった人物が、シベリアの地方都市の警察署長からの抜擢で、過去の経歴が謎だらけ。
    その過去を調べていく過程で、若き日のライアンと今のジュニアが、それぞれ同一人物と関わることになり、二人の運命がそこで工作する。最後の作品として、なかなか面白い筋立てで、これが最後かと思うと、とても残念。

  • これは 臨場感あって面白い!!

    チェ・ジフンは まんま 金正恩で、
    北のバリューは地下に眠る鉱物資源にあることも 実際そうだし、

    半島情勢が緊迫している今
    これ読むとリアルな事象のようで 引き込まれて
    一気に読了した
    溜まっている他書を終えたら2巻へ行こう!

  • エリツィンからプーチンへとロシアの政権が移行する過程で、ロシアマフィアの影は随分と薄らいだように見えた。しかし、水面下ではシロビッキやロシアマフィアの合法的な事業がロシアを牛耳っていることは想像に難くなく、単に再び裏社会へと回帰したものと考えることの方が妥当と思われる。一方、ソ連崩壊後のロシアは混乱の中、強国の持つ強い統制も弱まり、あまつさえ連邦各国が独立するに至っては小説の題材としてもチェチェンゲリラなど民族テロを中心とした小ぶりの題材にならざるを得なかった。しかし、長期安定政権として君臨するプーチンは少しずつロシアの国力を回復し、ロシアの西端に位置する旧連邦各国がEU及びNATOに組み込まれていくことを座視しない決断をクリミア半島とウクライナ東端の国境付近で行なった。イデオロギーという東西の対立構造が消失しても覇権では譲れないということであろう。この史実に先立つこと半年、クランシーはこれが起こることを予知したかのような小説を上梓した。稀代のストーリーテラーが紡ぐ精緻な近未来の予測は答えがわかっていても驚嘆を禁じ得ない。

  • 金正恩が雀智勲という名で登場しているが、ちょうどいま韓国では朴槿恵大統領の親友の雀順実の逮捕で大騒ぎだ。

  • タイトルに大きく“トム・クランシー”とは書いてあるが、実際には、いままでもトム・クランシーと一緒に仕事をしてきていたマーク・グリーニーが単独で著しています。元々の設定がトム・クランシーのジャック・ライアンシリーズですし、この作品もジャック・ライアンシリーズなので、“トム・クランシー”の名前を大きく書きたい気持ちはわかるけど、どうなんだろうね?実際、私の場合、「あれ?トム・クランシーって亡くなったはずだけど、まだ出版されていないものがあったんだ。」と誤認してしまいました。そう言う意味で、ちょっといただけない。
    中身的には、まだ始まったばかり。どういう風に物語が進んでいくのかな、第2巻以降。あ、それと、これって、1巻1巻がうすすぎ。4巻構成にするほどの分量ではないと思う。上下2巻くらいで良い分量だと思う。

  • 今更ながらもうクランシーはいないとうことでクレジットは一人だけになっている。このドル箱ストーリーを継続するにあたって、どういった契約でものにしたのかは不明。いずれにしろタダではないだろう。それにしてもいみじくも主人公が自分で言っているように2回目の任期で後がないのと、ロシアから中国ときて北朝鮮、次はなくなってしまうのではないかと思われる。

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