国防

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104737017

感想・レビュー・書評

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  • 僕の頭の中に色々新しい知識や観念を植えつけてくれた
    良書だと思っています。

  • 安全保障に携わる人間というのは、心配して、心配して、心配して、それで何事も起こらなかった、そういうことでいいのです。

  • 情報はただ待っていれば降ってくるものではない。与えるべきものがないと、ろくな情報が得られない。
    普通の国だったら、ミサイルよりラーメンです。国民がそういう意志を表示し、ミサイルは作らないといいます。でも北朝鮮はすべて将軍様がおきめになる。
    韓国人はやはりどこかで自分たちは中国と兄弟分という意識があるのでしょう、それに比べてアメリカはやっぱり異文化の国だ、という意識がある。

  • 政界きっての防衛通である元防衛庁長官石破茂氏。シビリアンコントロールと民主主義の良心を徹底的に信じる氏が万を辞して語る国防論。民主主義を選択するからにはそれを自ら守るという精神がなくてはいけない。

  • 日本の戦闘機は、空対空の戦いはできるが、艦船、対地攻撃のための装備は一切ない。ミサイルに燃料を詰め、今まさに発射しようとする場を制圧することはできないと石破は強調する

  • ロジックの一致・不一致は別にして、必読。この本の対案的な国防論にまだ出会えてない俺。

  • 今の生活が存在する前提条件。無くなって気付いては遅すぎる。

  • おもろい!!!!

    北朝鮮が10分後にミサイルを発射すると分かっている。その時、F-15戦闘機がミサイル基地を攻撃するまでどれくらいかかるか・・・ 答えはいつまでたっても攻撃できない。(本文より)

    なぜなら自衛隊のF-15戦闘機に敵地を攻撃する能力がほとんどないから。だそうで。こんなで出しから始まるこの本。おもろいねぇ。国防とは、民主主義とは、自衛隊とは、世界の軍事事情とは、これらのことについて淡々と説明してある。しかも、普通の人にもわかるように♪これ読んでもっと、日本のこと、国防のこと、しっかり考えんといんなーと思った。民主国家である以上、結局それは自分のことにつながるわけだし。いち日本国民として自国の国防に関して関心を持つべきでしょう。






  • 「ミサイル着弾10分前…その時何が出来るのか?」

    そう帯びのタイトルにもあるように、平和が一番と寝ぼけた事ばかり言ってる奴にこそ読んでほしい。叩かれているMD(ミサイル防衛構想)の件は読めば読むほど日本にとって必要だと思う。

  • 10代半ばの頃、公民の授業で憲法9条を暗誦させられ、その一語一句たりとも変えられてはならないものだと、まだ発展途上の脳みそに植え込まれた私は、憲法改正について論じることさえどこかでタブー視してきた気がする。

    アメリカとソビエトという2大国の間の微妙な安定の中で、ぬくぬくと経済成長を続ける時代に成長してきた私と同じ年代の方には、まだ正面きって国防というものを真剣に考えられない方も多いのじゃないかと思う。そういう方々にぜひ読んでみていただきたいと思う。

    石破茂氏というと"軍事オタク"というイメージを抱き、やや危険物を見る視線を送る方も多いかもしれないが、私は防衛庁長官在任中から石破氏に好感を持っていた。語っていることにウソがなく、言葉を慎重に選んで丁寧に答弁する姿勢に誠意を感じる。

    この本も読者ひとりひとりに語りかけるやさしい文体で書かれていて、専門用語も少なく中高校生でも十分理解できると思う。

    なぜイラクへ自衛隊を派遣したのか、BMD(弾道ミサイル防衛)でノドンを打ち落とせるのか、我々国民は国のため何をするべきか、考えるヒントがこの本にある。

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著者プロフィール

1957(昭和32)年鳥取県出身。慶應義塾大学卒業後、三井銀行(現三井住友銀行)に入行。1986(昭和61)年、29歳で衆議院議員初当選、以来9期連続当選。農林水産政務次官、農林水産総括政務次官、防衛庁副長官、防衛庁長官を経て、2007(平成19)年に防衛大臣、2008(平成20)年に農林水産大臣。自由民主党では過疎村対策特別委員長、安全保障調査会長、高齢者特別委員長、総合農政調査会長代行、政務調査会長等を歴任。2012(平成24)年から自由民主党幹事長を務める。主な著書に『職業政治の復権』、『国防』、『国難』、共著に『坐シテ死セズ』、『軍事を知らずして平和を語るな』、『こんな日本を作りたい』など。

「2013年 『国防軍とは何か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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