ナ・バ・テア

著者 :
  • 中央公論新社
3.67
  • (331)
  • (368)
  • (730)
  • (30)
  • (8)
本棚登録 : 2697
感想 : 354
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120035418

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 水素の気持ちが静かに流れ込んできて、特別悲しいわけではないのに物悲しくなる。

    スカイクロラより好きかも。

    これから先に読めばよかった。

  • [主な内容]
    空で生き、戦い、空でしか笑えない大人になれない子供たち。
    大人になってしまった「彼」と子供のまま永遠を生きる「僕」の物語。

    [おすすめの理由]
    独特の世界観と言葉選びにまずだまされます。
    主人公たちが自分の存在に悩みながらも抱く感情はまさに「人間」です。

  • スカイ・クロラシリーズは、孤独を感じた時に読むと、すーっと染み込んでくる作品。
    戦闘機のパイロットという設定よりも、詩的に紡がれるモノローグに引き込まれる。
    誰かの期待のために生きるんじゃなくて。もっと美しく、真っ直ぐに生きていきたい。そんなことを感じるのです。

  • スカイ・クロラシリーズの一作目にあたる。出てくる用語が分からなかったので少し想像し辛かった。
    飛行機について調べたあとに読んだほうが楽しめそう。
    読む前は戦争ものかと思っていたけど、読んでみると、森博嗣さんはSFを書いたのだと納得した。

  • 戦闘機の女性パイロット、クサナギにとって憧れのティーチャがパイロットを辞めてしまうまで。
    すーっと読み切ってしまえるので、完全に"序章"って感じでした。

    最初世界観に入り込んでしまう、詩的な臨場感は凄い!

  • なんとも独特な世界観がいい。続編が気になった。

  • 戦闘機には乗ったことがないから、頭の中で想像する.空の上と地上との対比.
    無駄なことばはない.静かな空の上の世界.対照的に、”僕”の中はたまに嵐が吹き荒れる.

  • ありえたかもしれないもう一つの世界を舞台に、大人にならない戦闘機パイロット「キルドレ」の日常と心理を描くスカイ・クロラシリーズの2作目。
    時系列では一番初めらしい。

    本作では、女性パイロットの草薙水素の視点からのお話ですが、前作同様、世界観と文体がとても好き。
    読み始めると止まらない魅力があります。

    スカイ・クロラで明かされなかった部分も少しずつ描かれていて、伏線を全編通じて明かすようなスタイルになっているみたいで面白い。

  • 淡々と進む話にのめり込みます。
    主人公の、飛ぶことへの感心。描写がいい。
    このシリーズ、ミステリーとは違うけど、いい。

  • スカイクロラより面白かった。寧ろスカイクロラはナバテアが書きたいが為の前置きだったのかな?とも。このシリーズは他の森さんの本とは違った感じで、また別の魅力があるね。飛行機好きなんだろうな。臨場感のある文章凄い!

全354件中 61 - 70件を表示

著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森博嗣の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×