ナ・バ・テア

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 354
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120035418

感想・レビュー・書評

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  • スカイ・クロラシリーズ二作品目。時系列で考えるとこの作品が一番はじめのようなので、次読み返す時はこの作品から読み返そうと思います。
    まるで少年のようで、けれどもやはり女性である草薙水素が、読んでいてとても魅力的に感じました。

  • スカイクロラシリーズで一番面白い

  • ジャケ買いした『スカイ・クロラ』シリーズ第2作目。やっぱり装丁がきれい。

    しばらく読み進むまで主人公の『僕』の正体がわかりませんでした。

    相変わらず詩的で美しい文体。飛行機好きな人にはもっと楽しめる作品かも。

    各章冒頭に書かれたレオナルド・ダ・ヴィンチの引用文も印象的(前作はサリンジャーだったかな?)。

  • スカイ・クロラシリーズ第2作品目。
    しかし、時系列的にはこの作品が始めなので、ここから読みました。

    内容的には、飛行に関する専門用語が多く
    多少、読みにくさはあります。

    しかし、私の場合、話の世界にスーと入りこめたので
    とても早く読み切ることができました。

    また、一人称が終始「僕」で語られるので、
    ずっとぶっきらぼうな男だと思っていが
    ある人物の登場で女性らしい一面も伺うことができる。

    早く次の作品を読みたいと思う。

  • スカイクロラに続いて読了。
    時系列的にはスカイクロラより前っぽい。
    途中まで「僕」がクサナギ氏とはわからなかった。

    あいかわらず淡々と話がすすむ。
    飛行機の専門用語?がおおい。

    ところで栗田はジンロウか?

  • 「僕は、
    空で
    生きているわけではない。
    空の底に沈んでいる。

    ここで生きているんだ。」

    スカイ・クロラシリーズの発売第2作目。
    時系列では、『ナ・バ・テア』、『ダウン・ツ・ヘヴン』、『フラッタ・リンツ・ライフ』、『クレィドゥ・ザ・スカイ』、『スカイ・クロラ』の順なので、初巻にあたる。
    『スカイ・イクリプス』は番外編・短編集のような位置づけ。

    相変わらず、切れる文章で、テンポ・リズムも良。
    楽しめる。

    時系列順に再読してみたい作品。

  • 空の底で生き、戦う人間たち。空でしか笑えない「僕」は、飛ぶために生まれてきた子供なんだ――「僕」と「彼」、そして「彼女」の物語。森博嗣の新境地、待望のシリーズ第2作!

  • 「僕」の絶対的な一人称で語られる物語。
    スカイクロラシリーズ、時系列で最初の物語。

    戦争、「僕」たちのような存在、というように、考えるべきテーマがごろごろしている内容なのに、それらが前面に押し出されることはない。それが、このシリーズの魅力だと思います。

    あくまで、「僕」が語る「僕」が生きる世界。
    「僕」に見えないことは、見えないし、「僕」が知らないことは分からない。
    生きてるって結局こういうことなのだろうな、と思います。

    短文が並ぶ戦闘シーンは、テンポの良さもありながら、淡々とこなす姿に少し悲しいような。

    スカイクロラから読んだので、「僕」が誰か分かった時に、驚きました。
    時系列順に読めなかったことを後悔していたのですが、スカイクロラで未来の「僕」を知って、その過去を見ていくというのも、良かったと思いました。

  • 一人称が”僕”で進行するので、この”僕”は誰だ?カンナミユーヒチ?それとも新しい主人公?そんなことを考えながら前半を読んだ。前作で多く語られなかったティーチャーという人物が描かれている。もちろんとりわけ細やかに描かれている訳ではなく、雰囲気がだ。スカイクロラシリーズにおいてストーリーの重要さよりも心象風景や心理描写または登場人物たちそれぞれの物の見方が大事な気がする。読むと空飛びたくなる。自分を誰も知らない場所へ行きたくなる。

  • スカイ・クロラシリーズで最初に読むべき作品。(nekopochi413)
    ※スカイ・クロラは著者の森さんがどこから読んでも良いと言っているので「1巻だけ登録」ルールの範疇外

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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