西の果てまで、シベリア鉄道で - ユーラシア大陸横断旅行記

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120043505

感想・レビュー・書評

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  • 作家大崎善生がシベリア鉄道とヨーロッパの鉄道を乗り継いでユーラシア大陸を横断し、ポルトガル、リスボンを目指す。
    シベリア鉄道は、ひたすら単調で長いだけの旅だったようです。その後のヨーロッパ各国は、面白でした。

  • 個人的に『アジアンタムブルー』や『将棋の子』の
    印象が強い大崎氏。久しぶりに手に取りました。

    ロシアのウラジオストクまでは船で日本から出国
    、陸路でパリまで行きさらに西の果てのリスボンまで

    車窓の景色は鉄格子のような白樺が続き、
    食事はほぼ不味く(イルクーツクのイタリアンの
    一店舗だけ例外で格別に美味しい)、無言の威圧感のあるロシア

    ビールが美味しいワルシャワとドイツ
    仲間に会うパリからスペインそしてポルトガル

    旅先での出会いと偶然の幸運、同行者の
    グリーンマン(全身緑色の服を着用している)
    一柳氏と別れたドイツでのトラブル
    自作で舞台にした場所の探訪などなど

    色々な出来事がある中で、ひっきりなしに
    お酒と駄洒落を嗜む大崎氏…
    作風とはかなりキャラクターが違ってました(^ ^:)

  • 酒飲み鉄道旅行
    いいちこ→ウォッカ→ビール→ワイン
    尾骶骨の痛みを勲章と感じていらっしゃるが、褥瘡ができかけているだけですよね

  • 旅日記、おもしろかったです。著者のイメージがちとくずれたかも。でも良い意味でですよ。フォローになっていないか。

  • うん、小説読めば大体書いてあることかな。

  • ゴールと交通手段のみが定められたあてどもない二人旅。しかも構成員は艶も素っ気もない52歳と42歳のおっさん。どうなることやらと思いきや。これが実に面白い。紀行文としても優れているが、行き当たりばったりの旅ならではの波乱万丈があり、フィクションかと見紛うような展開に興趣は盛り上がる。笑いあり人情あり。ラストなどはうっすら目頭が滲んでくるような綺麗なエピソード。思いのほか楽しませてもらった。

  • 伏木富山港から船でウラジオストックへ渡りシベリア鉄道でユーラシア大陸を横断しヨーロッパを鉄道で縦断、陸地が終わるリスボンまでの約50日の旅の記録だ。

    この著者の大崎善生氏は北海道生まれ、ロック好き、酒飲みそして生まれ年も同じ、エールフランス(深夜便)で客室乗務員に嫌味(気圧の関係で危険なので当然と言えば当然だけど)を言われるまで酒を頼み続けたことがあるのも一緒なのだw

    そんな縁があって2003年に発表された「ドナウよ、静かに流れよ」を始めて読んで以来欠かさず読み続けていたのだが、ここ二年ほど読んでいない本が増えているのでやや久しぶりな氏の作品であった。本書の感想はですねぇ、相変わらずの飲みっぷりに安心しました(爆笑)

    こんな時間になってしまいましたので、私も気合入れて飲みたいと思います^^/U
    日曜日午後8時40分

  • ユーラシアの双子のベースとなるエッセイなのですね。

著者プロフィール

1957年、札幌市生まれ。大学卒業後、日本将棋連盟に入り、「将棋世界」編集長などを務める。2000年、『聖の青春』で新潮学芸賞、翌年、『将棋の子』で講談社ノンフィクション賞を受賞。さらには、初めての小説作品となる『パイロットフィッシュ』で吉川英治文学新人賞を受賞。

「2019年 『いつかの夏 名古屋闇サイト殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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