嫁をやめる日

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120049613

感想・レビュー・書評

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  • 垣谷さんにハマって垣谷さんの本を
    追いかけています。
    奥さんは誰かの所有物なのか。
    嫁に来たんだからなんて今でも言われますが、
    嫁も1人の人で自由なはず。
    結婚は本人同士のみならず、家族間の付き合いも
    あるのは分かっていますが、時代にそぐわない
    面倒な制度になってきたなと思います。
    それにしても作中、実父のカッコ良さと来たら!
    相手を批判するなと言うのはとても刺さりました。
    今後の生活にも活かしたいと思いました。

  • 出張中の夫が急死。しかも亡くなった場所は出張先ではないときたらこれは…。社会問題や男尊女卑といったものに立ち向かっていく主人公。お父さんがとても良い人で心が強くなれます。夫が亡き後、「嫁」という不確かな立場でどう強くなれるか、どう自分らしく生きるかを考えさせられる。ここは迷わず「姻族関係終了届」一択でしょう。

  • 結婚して15年。夫が46歳で脳溢血で死ぬ。44歳の夏葉子には子供がいない。夫の死前より親切だった義両親。
    内館牧子が扱いそうなトピック。おもしろかった!

  • 円満でもなかった夫に40代で急死されたら義父母らとどう付き合っていくのか、いかにもありそうな事を描いていて面白かった。

    思った事を話したり聞いたりすることの大切さ、相手を非難せず自分の気持ちを言うことの大切さに頷くとともに、自分も苦手だなあと思ってしまった。主人公のお父さんが素晴らしい。

    よい関係を築くには、互いに自立している事が大切。個として自立して初めて、立場からではなく心で動けるんだなと思った。

  • 夫がなくなったその後の生活

  • 面白かった!
    ドラマ向けのお話だと思います。
    自分と重なる部分が、ちょいちょい出てきて、"分かる〜"と何度思ったか(笑)
    縁あって知り合った人達、考え方一つでみんなちょっとずつ幸せな気持ちになれるんだねと、改めて人と人との繋がりの大切さを感じることができました。

  • 相手によってその人の人物像は変わる。皆が正直に思ってることを言うわけでもない。自分のことさえわからないのに他人を理解できるなんてね。

  • 嫁ぎ先によく思われたいと結婚当初は私も思っていたけど、次第に疲れてきて、もういい嫁はやめたと決めたらとたんに楽になった。
    育ってきた環境が違う二人が一緒に暮らすということは色々難しいし、衝突して、少しずつ擦り合わせていくしかないと思う。
    もし、自分がこのような状況になったらどうするだろうか?と考えさせられた本だった。
    間に入ってくれたお父さん最高!

  • 嫁いびりをする姑と反撃する嫁の話…かと思ったら、姑に好かれ過ぎて困っている嫁の話だった。
    好かれている、というよりは、当てにされている、というべきか。
    夫に先立たれた40代の女性と、義家族の関係。夫婦仲の程度や、住んでいる場所(都会か田舎か)によってもいろいろ違うだろうけど、大変そうだなぁ。
    最後の義姉の話は信憑性がイマイチ…。夫が死んでしまった今となっては、もはや真実を知る術はなし。もし義姉の話が真実だったとしても、結局は「妻に心配をかけないため」と言って何も話さなかったことが問題だったのでは…。ちょっとモヤモヤしてしまった。

  • うーん、面白くない。
    予想通り。
    つまらん。

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著者プロフィール

1959(昭和34)年、兵庫県生れ。明治大学文学部卒。2005(平成17)年、「竜巻ガール」で小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。結婚難、高齢化と介護、住宅の老朽化などの社会問題や、現実に在り得たかもしれない世界を題材にした小説で知られる。著書に『リセット』『結婚相手は抽選で』『七十歳死亡法案、可決』『ニュータウンは黄昏れて』『夫のカノジョ』『あなたの人生、片づけます』『老後の資金がありません』『後悔病棟』『嫁をやめる日』『女たちの避難所』『四十歳、未婚出産』などがある。

「2023年 『うちの父が運転をやめません』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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