- Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120051593
作品紹介・あらすじ
新宿の街に巣くう毒虫どもを仕置きするという「歌舞伎町セブン」。その彼らの元に舞い込む依頼とは……。
「復讐」という言葉を借りて、数々の人間模様を目の当たりする彼ら。そのとき「歌舞伎町セブン」のメンバーはどう動くのか。新メンバーも加入し、不気味で謎めいた巨大組織「NWO」もまた、動き出す! シリーズ最新作。
感想・レビュー・書評
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「ジウ・サーガ」の一つ『歌舞伎町セブン』シリーズの4作目。
3作目の『ノワール・硝子の太陽』でセブンメンバーの一人が殺され、セブンの新メンバーも本書で登場する。
『セブン』や『ノアール』『ダムド』とは違い、本書は主人公を「ジロウ」「市村」「安奈」「シン」「陣内」においた5短編からなる連作短編集である。
どの話もいい味をだしてる。
本書はまさに現代の「必殺仕事人」シリーズであるが、スピード感のある誉田節が炸裂し、読んでいて小気味いい。
やはり、誉田哲也のエンターテインメント小説は間違いない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
歌舞伎町セブンシリーズ、短編集
前回セブンの一人が殺されメンバーが6人になってしまった、7人揃わなきゃ歌舞伎町セブンの活動ができないっていうアイドルグループみたいな理由でさらっと追加になった掃除屋シン。新しい仲間って前の人のほうが良かった、変えてほしくなかった等なったりするけど違和感なくメンバーになってむしろ好感さえもっちゃうのはさすが誉田先生
本編とは関係なく東とかガンテツ、伊崎基子などの人の名前がでてきて関連小説を読んでない人はさらっと通り過ぎ、読んでる人にはあれ?ジウの最後って、、、と東って、、と読み返したくならせます
そして土屋昭子の嫌な人の表現がうまい!
短編でももちろん面白かったのだけど、セブンの長編読みたい -
歌舞伎町セブンの仕事が書かれてましたが、掃除屋のしんちゃんが1番大変な仕事をしているような気が………。
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シリーズの短編集なだけあって、読んでる以上に物語の厚みが想像で膨らむのだ。
だが、シリーズなのに読む順番間違えたわ。
なんか変だと思ったけど伏線かと思ってたんだけど最後まで読んでしまって、そして気づく、伏線ではなく前作のおさらい要素だということ、、、あああ。 -
歌舞伎町セブンの三作目の短編集ですが、話の流れはあります。それなりに楽しめるけど、短いので一つずつの話は物足りなさが残りますね。
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歌舞伎町版必殺仕事人。こんなことで、と思える場面はあるものの、悪い奴らばかりなので胸はすきますね。グロもエロもあって、エンタメとして楽しめました。
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2019/3/26読了。
やっぱり「必殺仕事人」。さまざまな事件が起こり、「処理」していく短編集。
「ジウ」を読んでいないと、面白さは半減するかもしれない。
登場人物に味があって、実際にこういう人、いるだろうなぁ、と思わせるほど、うまく描かれているところがさすが。
短編集としてもバランスが良いし、思った以上に読み応えはあるけれど、個人的にはこの作家は長編の方が面白いかも、と思ってしまう。 -
「歌舞伎町セブン」シリーズ第3弾。
前作でメンバーの一人・上岡を失ったその後を、メンバーの目線で描く短編集。
「ジウ」から始まって、ずっと長編で読んでいた作品なので、短編と言うところに、多少違和感。
法では裁けない悪人を、裏社会で裁く「現代版・必殺仕事人」みたいな訳で、その複雑な事情を短編で描くのは、少し無理があると言うか、背景の説明が雑になってしまう気がする。
せっかく「硝子の太陽」で姫川シリーズとリンクしたので、このままリンクさせながら、「ジウ」の世界観を続けて欲しいと思ってしまう。
ラストの方で「ガンテツ」が登場し、また「ストロベリーナイト」のドラマが観たい!と思っていたところに、ドラマ化の情報…メインキャスト総入れ替えって…
今まで保って来た姫川や菊田のイメージが壊れる… -
前作を読んでからしばらく経って忘れてる部分が多く登場するキャラクターを思い出しつつ読んだ。エンタメ感とテンポの良さとグロさと。