- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122028401
感想・レビュー・書評
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よく分からない話もあったけど、「中国行きのスロウボード」ではちょっとしたことで運命が変わる時代を感じた。「土の中の彼女の小さな犬」が1番好みだった。
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五つか六つからなる短編集。
あらすじ書くにも書きようがないのよ。なんつーか、全編通して言いたいことがさっぱりわっかんねw
じっくり読むと潜在する問題提起も覗けるのかもしれないけど、電車で読んだからあんま考えずにもうすらっと読んでしまいました。
村上春樹好きな人でもこれはさすがに難しいんじゃないでしょうか。
別に全然悲しい話とかではないんだけど、なんとなく読んでてテンションが下がる作品でした。摩訶不思議。 -
貧乏な叔母さんの話がわからなすぎて、面白いと感じた方の感想を参考までに聞いてみたいです。
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やはり私は村上春樹さんの作品が苦手。申し訳ない。
狙っている感というか、一文一文がお洒落過ぎる。
しかし最初のお話は面白かったです。
結局マッチを捨ててしまう男性が「うっかり」なのか、最初から結末を分かっていたのか。
私自身も中華系の方と国際恋愛をした経験があるため、男性の気持ちや行動が理解できる部分があった。 -
面白い話と面白くない話が交互にやってきて、読み終えるのに時間がかかった
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図書館で。
私小説なんだかフィクションなんだかその辺りはよくわからないのですが村上春樹は中華料理がキライだって聞いたことがあるから多分創作なんだろうなあ。
この人のお話って物凄い感覚的な話が多いので合う・合わないがあるなあとしみじみ思いました。終始、だから?とか頭に疑問符を浮かべながら読んでいた感じです。最初に出会った中国人だから何?とか。(曲のタイトルだそうですがその曲聞けばわかるんだろうけど…という感じだしな)そして貧乏な叔母さんがそれまでの人生で存在しなかった僕がなんでそんなタイトルで文章を書かなきゃならないんだ、とか。大体、貧乏な叔母さんの生涯をいずれ貧乏な叔母さんになるための少女の人生と位置付けてる辺りで物凄い上から目線というか差別してるなあ。確かに「僕」は貧乏な叔母さんにはならないだろうし、作中の印象からすると貧乏にもならなそうだものな。誰も貧乏なんかなりたくないってのに。
まあ作中にもありましたが1980年代という時代の小説なのかなあとも思いました。最後の羊男の話はちょっと面白かったですが何でシドニーの私立探偵は漢字が読めるとか読めないとかにこだわるのかなあと少し不思議に思いました。 -
最近子どもが「中国人と話した!」と夢中になって話すのを聞いて、この本を思い出した。
正直、村上春樹は苦手。読後に余韻じゃなく疲労が残る。短編集でも、それは同じ。
「午後の最後の芝生」
消えた存在に思いを馳せずにはいられない意味深な空気。 -
村上春樹の小説は、状況や時間の流れに実体感というか、質感がある。「さわれる」と言った方が良いか。なので、その手触りに対して「好き」と「嫌い」に分かれる。僕は、まだ、触れられること自体を楽しんでいる、と言ったところ。
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中国行きのスロウ・ボート読了。最近の春樹さんは読みやすくなったんだなあとつくづく思った。もうまったく意味がわからない。意味が取れない。でも羊男はこれかーという発見はあった。これらがだんだん煮詰まって数々の作品ができていくんだなあ。だが今の僕には理解できない