ダウン・ツ・ヘヴン (中公文庫 も 25-3)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 3491
感想 : 221
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122047693

感想・レビュー・書評

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  • クサナギサスイトの苦悩。飛行機乗りにしかわからない葛藤。人間模様が面白かった。

  • カンナギくん!?

    お話として動いてきたので面白かった。
    この巻のクサナギが今までで1番好きだなあと思い、でもそれは空に居たい彼女にとって切ないことだな。ごめんよ。
    それにしてもクサナギに近い大人はそれぞれの思想があるにしろクサナギに優しい。分かる。私もクサナギに優しくしたい。

  • 森博嗣のスカイ・クロラシリーズ第三弾!

    主人公でキルドレのクサナギは敵機のエースとの一騎討ちで負傷する。

    病院での出会い
    新たな職場での出会い
    新たな自分の立場・・・
    空を飛びたい戦闘員と
    エースをプロパガンダにしたい組織・・・

    エースパイロットクサナギの苦悩の物語・・・


    自分もできる事なら、生涯最前線の現場で仕事をしていたいなぁと思ってしまった・・・

  • 戦争中なんだかよく分からない世界でのエリート戦闘機乗りの生死感を描いた作品、ちょっと不思議な世界。

  • 再読。やっぱり大人って汚れてて臆病で打算的で、キルドレである主人公はそれらとは全く相容れないものなんだけど、それでもそんな社会の中で生きていくしかないんだよなぁ。最後らへんの草薙の感情は昔に読んだときはとても共感できたけれど、今読んでみるとそれよりも甲斐の思考の方に興味が向いた。殆ど内容を忘れていたのでこれからも続きを読んでいこう。

  • 【あらすじ】
    前作に続き、草薙水素が主人公。5対2で戦っていたとき草薙が最後の1機に弾を命中させると、相手はまだこちらに向かってきた。最後まできちんと墜として欲しいのだなと思い、もう一度撃つ。どんな相手なのか気になった草薙は墜ちる機体に近づいてみると、最後の1発を食らってしまう。そのとき機体の破片が首に刺さり怪我を負った。草薙は入院することになり、そこで函南と出会う。
    草薙は上司の甲斐と内陸の基地に行き、そこで講習会を行うことになる。函南と再会し、夢の話をする函南に草薙は口づけをする。
    甲斐と草薙は都心の飛行場へ移動する。ビル街でイベントをするという。イベントでの対戦相手と会うことになった草薙は、久しぶりにティーチャと再会する。
    ティーチャとの一騎打ちを楽しみにする草薙であったが、撃っても相手に当たらず、空砲だということを知らされてショックを受ける。

    【感想】
    再読。2作目の方が面白かったが、今回の3作目では草薙と函南が出会っており、4作目の主人公は栗田となると謎が深まる。次作も期待したい。

  • 飛んでいる時の表現が好きなんだよね。眼で追っている感じがさ。

  • この作品で共感できる人物ってのはあまりいので身近だと感じる杣中という記者が出てきてほっとした
    異常な世界で報道という武器を使い奮闘する彼はなぜか共感しやすい
    なんというか戦闘パート相変わらず読み飛ばしたくなるような雰囲気で今まで思ってたがこの部分だけ苦手だなと改めて感じる
    それ以外の日常生活は本当に独特で好きな反面といったところだろうか 
    茶番に付き合わされたのはクサナギだけではないのに逆上するあたりキルドレ(子供)なんだろうなと思った
    それに町をあらそうとするところもなんと他のキルドレが大人な分、今回の話は人間臭くて感情移入しやすて良かった

  • スカイ・クロラシリーズ、第三作。○○にして二作目。ここが良かった、悪かったとかではなくどのようにしてあの結末へと至ったのか、ただただ見守りたい。そう思った。著者自身が度々言っていたが、これは詩として読むのがいいのかも知れない・・

  • わざと手抜きをして、無能な自分を見せることにした。

    うーん。パイロットとして最高の敵とダンスするために飛んだのに、利益のためのパフォーマンスでやっていたと知った時の憤りは半端ないわ。

    結局、誰かの手の上で踊っているだけ。
    ただ、空にはそうしたものはなく、自分と空しかいない状況だってことは、とても素敵なことだ。

    地上というか、大人は腐ってる。

著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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