相剋 (中公文庫 と 25-16 警視庁失踪課・高城賢吾)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (467ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122051386

感想・レビュー・書評

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  • 失踪課・高城賢吾シリーズ2巻目。1巻目の「蝕罪」よりも先に読み始めてしまったが、2巻目からでも十分楽しめた。続巻にも期待

  • 2009.05.05 読了

  • 警視庁失踪課−高城賢吾2作目。

    捜査一課から失踪課に、ある事件の目撃者であり情報提供者をして消えた「堀」という人物を捜してほしいと協力要請された事から始まる。捜査一課の尻拭いは御免だと言い張る高城の元に、3日前から少女が失踪しているので捜して欲しいと、友人である少年が訴え出る。気になった高城は少女の両親に話を聞こうとするが言動が怪しく、何かを隠していると感じる。醍醐と共に非公式に少女の行方を調べ始める。

    やはりこの人の作品は”読ませる力”はあると思う。読み進めても飽きが来ず、出来れば一気読みしたいと思わせてくれるんだけど「贖罪」同様、展開は巧いとは言い難いけれど決して悪くはないのに伏線が甘い為に粗方ストーリの行方を読めてしまうのが残念で仕方ない。「高城賢吾」シリーズは前作の「贖罪」を含め、まだ2作なので何とも言い難いが「刑事−鳴沢了」シリーズよりはこちらの方が比較的好きな感じ…?ではあるかな。

    ただ、この人の作品はどれもこれも無駄に長い!長々と長ったらしすぎ!文庫が無駄に厚い。そして無駄に登場人物は増やさなくて宜しい。そしてこの人の描く全ての女性は何故こんなに小癪で鼻持ちならず、魅力的ではないのだろうか?ここまで魅力がない女性を描けるのは一種の才能?読んでいて苛々させられる。なんたらでなんぞや…みたいな説明は要らない。無駄を省いた展開をさせる事が出来れば、もう少し読める。

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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