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- Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122051652
感想・レビュー・書評
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いかにもいかにも、な自伝的青春小説。
性的にも奔放で強大かつ不気味な父。父との関係や自分への愛憎から不気味に見えてくる母。父との関係もあり、他の男も知っているということから大人びて見えてくる妹。父をあざ笑うように卑屈な異母兄。
家族関係での葛藤から、家を逃れるようにして身を投じる学生運動。出生の謎が解かれていくような趣もありつつ、それでも時系列の出来事や心情の描写は濃密かつ錯綜していてものすごい密度。でもグイグイ引き込まれる。
学生運動にのめりこむあたりから、入院して全てから距離を取り再出発するあたりの展開が特に面白かった。学生運動ってこんな感じだったんだ、っていう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
昔読んだな。
堤清二さんのことを尊敬してる。
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