- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122059023
作品紹介・あらすじ
足利学校で共に学んだ仲間たちと別れた山本勘助。軍配者として仕えようと駿河の今川家を訪れるが、過去の因縁から逆に囚われてしまう。以来六年、齢四十を超えて尚、仕える主君と巡り会えずにいた。そんな折、甲斐を追われた武田信虎から実子・晴信暗殺計画を告げられる。死中に活を求めるべく甲斐に向かう勘助は、ついに歴史の表舞台へと歩み出す!
感想・レビュー・書評
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仕官の最も遅れていた四郎左の試行錯誤が、描かれています。武田家の軍配者としていかなる働きをするのか、下巻が楽しみです。
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このシリーズの雰囲気は好きだ。
より深く楽しもうと続けて読むことにした。
仕官の夢が叶わない勘助の苦悩が滲む。
ついに武田家に召し抱えられ、これからどの様に軍配者としての力量を発揮するのか気になる。 -
登場人物ひとりひとりのキャラクターが丁寧に描かれている本シリーズにおいて、とりわけ感情豊かで人間味溢れる四郎左の魅力が存分に味わえる。
小太郎・冬之介と比べて苦労・辛酸の連続だった四郎左が、次第に周りに認められ、公私ともに充実感に満たされていく展開が胸アツ。
次の「謙信〜」も楽しみでならない。 -
早く続きを…。
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原虎胤がいい‼️ワイルド‼️
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読了。レビューは最終巻で。
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かつて足利学校で学んだ学友、三人の一人の左郎次は、学校時代には亡き山本勘助の名を騙っていた。
足利学校のち建仁寺で軍配者として学んだのち、大名に召し抱えられるべく諸国を歩いたが、誰も左郎次を召し抱える者はいなかった。
仕方がなく生まれの駿河に戻ると、山本家の郎党から仇とされ、軟禁生活が八年続き、軍配者として名を上げる夢を叶えられずに腐っていた。
この時期、駿河には無人斎こと武田信虎がいた。
戦上手の男だったが政は全くできず、家臣に恨まれた挙句に息子の晴信に甲斐から追放されて駿河で隠居していた。
しかしこの男、甲斐に戻り再び主君となる野望を秘めていた。
無人斎は左郎次に、甲斐へ行き晴信を殺せ。
そうすれば、俺が主君として戻った暁に軍配者にしてやると持ち掛ける。
そうしたところで殺されるだけだ。
甲斐に行く気は全くなく、さりとて駿河で腐り果てる気はなく、左郎次は駿河から出奔し、かつての学友、北条の軍配者として名を挙げた風魔小太郎に会いに小田原へと向かった。
下巻へ続く。 -
山本勘助いいぞ!下巻へ。
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このシリーズは
読む手が止まらない!
信玄の軍配者は言わずと知れた山本勘助。
醜い姿と後ろ盾が無い故
どの國の大将から相手にされず。
それでもめげずに戦国の世を渡り歩く。
武田信玄との出会いの場面では
信玄の優しい言葉に
ついつい「勘助良かったね」と
落涙(T_T)