- Amazon.co.jp ・本 (582ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150018603
作品紹介・あらすじ
「特捜部Q」-未解決事件を専門に扱うコペンハーゲン警察の新部署である。今回「Q」のカール・マーク警部補と奇人アサドのコンビが挑むのは、海辺に流れ着いたボトルメールの謎。ボトルから取り出された手紙には「助けて」との悲痛な叫びが。書き手の名前の頭文字はP。だが手紙の損傷が激しく、内容の完全な解読は難航した。Pはどうやら誘拐されたようだが、過去の記録に該当する事件は見当たらない…。北欧を代表するミステリ賞「ガラスの鍵」賞に輝く著者の最高傑作!人気の警察小説シリーズ、第三弾。
感想・レビュー・書評
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やばいっ!
なんだか知らないけど図書館に予約してた本があれもこれもと順番が回ってきて大変な数になってしまいました
あれこもこれもと調子にのって予約しまくってたのは事実ですが、順番はかなりバラバラだったのでいい感じに回ってくるはず…だったのがなんか知らないけど一気に来ました、10数冊…
あれですか?
もしかして「読書の秋」全開で皆さん読みまくっていてどんどん返却されてきたってことですか?
恐るべし「読書の秋」
貸出期間は2週間なんで自分の読むペースから言っても期間内には余裕で読み終える計算なんですが…まだまだ後ろに予約待ちの方がたくさん控えてる人気作ばかりなんですよ
そうなると一刻も早く返却したいと思うのが人情です
頑張って読まなきゃ!
最近また老眼が進んじゃってるけど頑張って読まなきゃ!
『爺様目を酷使』なんちて
さて『Pからのメッセージ』です
いや、面白かったんですよ!
特捜部の3人はめちゃくちゃキャラ立ちしてて魅力的だし
今回はローセがやっぱりねという感じで面白かったし
最後の犯人を追うスピード感溢れるクライマックスもドキドキしたし
面白かったんですよ
でも多くの皆さんが感じてるような爆発的面白さはまだ感じられてないです
あれ?もしかして土瓶さんの評価にひっぱられてる?
『瓶寄りの星表示』なんちて
さて『Pからのメッセージ』です
いや、面白かったんですよ!
ってもういいわ!-
2022/10/06
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まあ、私はナウいヤングの若人ですがね(笑)
\(゜ロ\)ココハドコ? (/ロ゜)/アタシハダアレ?まあ、私はナウいヤングの若人ですがね(笑)
\(゜ロ\)ココハドコ? (/ロ゜)/アタシハダアレ?2022/10/06 -
2022/10/06
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金大生のための読書案内で展示していた図書です。
▼先生の推薦文はこちら
https://library.kanazawa-u.ac.jp/?page_id=18356
▼金沢大学附属図書館の所蔵情報
http://www1.lib.kanazawa-u.ac.jp/recordID/catalog.bib/BB12514877 -
毎回よく思いつくよね
時代が・・・とは言え
思いっきりの暴力と
ありえない不正
頑張れ、カール・アサド・ローセ -
5年前に2作目を読んだところで気になりながら読めずにいたシリーズ。だいぶあれこれ忘れていましたが読みながら思い出していきました。事件はしんどい内容ながら、登場人物が魅力的で救われるあたり、誤解を恐れずに言うと北欧版の「ぼんくら」シリーズのようです。カールの助手のアサドのその後が知りたくて読むのを再開したわけですが、ほとんど印象に残っていなかったもう一人の助手ローセと、双子の姉妹ユアサも最高でした。事件はタイトルにもあるように、ボトルに入って届いた「助けて」という言葉で始まる血液で書かれたらしいメッセージだけが手がかりで、時間と海水とでほぼ読めなくなってしまっている内容を、カールが二の足を踏んでいる間に助手たちが熱烈な使命感をもって読みといていき、ジグソーパズルのピースを一つずつ正しい位置に置いていってだんだん絵が現れてくるように、少しずつ少しずつ事実が明らかになっていきます。そんな都合の良いことある?!と呟きたくなるような展開も挟みつつ、続きが知りたくてどんどん読んでしまいました。解説も読むとデンマークの社会についても説明があって、興味深かったです。
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特捜部3作目・・抜群の緊張感と目くるめく展開、小ネタ満載の傑作だった。
海を漂い打ち上げられたボトルメッセージ―内容に判別不可なものが有り、難渋に極みでカールもアサド、ローセ等は煩悶。
カールは別れた妻との軋轢の生傷を新たな女性で埋めようとしたが・・去って行く。
ローセの双子の姉は正直、現場を攪乱している感じにも映った・・でもこれもヒューマニックなサイドストーリー。
徐々に姿が見えてくる犯人像・・北欧モノによくある「生まれ育った家のPTSD」-宗教でものが見えなくなっている父親に私物化されずたずたな子供時代を送り、その反動での犯行とは。
それにしても宗教の持つ魔物性・・人を此処迄狂わせるのか・・子供が多く、しっかりして律儀な夫婦にターゲットを据えて。という訳からか、捜査の眼から落ちこぼれ、此処迄犯行が重なって行った?!
ラストのボート小屋はちょいミスが重なってのドキドキ展開。ラスト1頁迄手に汗を握り締める御馳走だった。 -
面白かった! さすが「ガラスの鍵」賞。
ボトルメールでのSOSという超絶キャッチーなつかみに、重いテーマ。それを、3作めとなりだいぶ噛み合ってきたレギュラーメンバーたちの愉快なやりとりと、北欧ミステリらしからぬ(?)希望ゼロでないラストが中和する。コミカルとシリアスのバランスが絶妙で、楽しく読めた。
2020/2/25〜2/27読了