- Amazon.co.jp ・本 (592ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150102074
感想・レビュー・書評
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毎度のことながら流石のハインライン節。月への流刑者たちの子孫が地球からの独立を勝ち取るお話なんだけど、けっこうな破天荒ぶり。特に教授とマヌエルが地球に交渉に乗り込む方法と言ったら!特筆すべきは人格を持ったコンピュータのマイク。もーカワイイ。最後は切ないけど。それと訳がキビシイので新訳版をぜひともお願いしたい。
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ハイラインの革命もの、傑作だがはじめは読むのが・・
表紙 7点野中 昇
展開 7点1966年著作
文章 7点
内容 630点
合計 651点 -
王道SFです。
地球の人口過剰により、人類は月に移民(半分は流刑)を送り込み、人々はそこで生活をするようになる。 固い岩盤の下に掘られたドーム上の空間の中で、穀物を作ったり家畜を育てたり、氷を掘り当てる事も出来た。 しかし月世界はいまだに地球政府に搾取され続けていて、月の人々はその圧制に苦しめられていた。
そして舞台は2076年の月面上。
地球からの独立を掲げた革命を起こそうと大きなうねりが起こってゆき。 それに心ならずも巻き込まれて、先頭に立ったのは一人のコンピュータプログラマと、彼によってメンテナンスされている大型コンピュータ。 しかしこのコンピュータは自ら思考する能力を持ち、組織の仮想上のリーダーになってゆく。
カリスマな人物が出てくるわけでもなく、ドラマティックな展開があるわけでもなく、 でも引き込まれて読みきってしまったのはやはり巨匠の筆力のなせる技なのでしょうか。
それでも月世界の生活様式とか、交渉上の駆け引きとか細部に渡って作りこまれてます。
なんて言うんでしょう。層が厚い?
たとえば見せたいのは表面の一番表の布一枚だけとしても、その下に何十枚もの違う色の布とか、はたまた箱とかボールとか全く関係ないものまでたくさん隠し込まれているみたいな。
なんだかよくわからない例えだな(笑)
きっと、世界観というか設定が、本文中で書かれている以上にびっちりと作りこまれているんでしょう。
そういうトコがしっかりしてないとこういう厚みみたいなものは出ないのだと実感させられた作品。 -
1976年に初版(翻訳、文庫)がでた作品。古き良きSF。テーマも興味深く面白い作品である。しかし、ハインラインは自分の好みとはやや位相のずれた位置に存在するような、ムズムズする違和感を最後まで感じてしまった。もちろん、作品自体の素晴らしさを損なうものではなく、単なる個人の感想としてですが…
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戦闘妖精雪風や敵は海賊のラジェンドラみたいな、人格のある機械を描いた作品が読みたいと思って購入。月と地球というレベルの、近未来的なSF描写が丁寧に描かれているのが好印象。
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マイク大好き!
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マイクロフト・ホームズ、名前もイカしてる。
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面白かったです。
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うわー画像でてねぇ
6〜70年代のSFブームでの1冊
すっっっごく長い話だけど近未来感がいいね -
あなたが月住人で、未だ独立していなくて、仲間に素敵なスーパーコンピュータがいたらスグに読んでください!