消えた少年 (ハヤカワ文庫 JA ア 3-4)

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 884
感想 : 85
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  • Amazon.co.jp ・本 (444ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150306014

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ3作目。
    教師って変態が多いのかな(笑)
    春子さんかわいい。
    個人的にはこのシリーズはどんどん読みやすくなっている。

  • めっちゃ面白かった!!
    だんだん探偵のキャラがはっきりしてきた。
    続編映画化の話もあるけど、これはちょっと映画化するにはえぐいだろうな~。

  • シリーズの長編3作目。
    「言葉のレベルを設定したのはあんただよ」とか、近年SNS等で有名人にチンケなクリシェで悪絡みする連中に対してなんかも使えそうで、今の世の中に投げかけても違和感のない言葉が多く見られる。先見の明がすさまじくないか。
    裏表紙のあらすじに「変質者による犯行か」とあり、前作まではその類の人間は結局犯人ではなかったからそろそろこの線で来るかもなと思ったら想像を超える狂った世界がそこにあり、これは映画化の際に本作がスルーされるのも当然だろうと思った。
    作中で同性を含めた複数人から美人という評価を受けている晴子は実写化するなら誰だろうか。 少し前ならちょっとキャピキャピした感じを出せる人というところで黒谷友香のイメージなんだけど、今なら山本美月とか中村アンあたり?

  • 東直己さんのススキノ探偵シリーズ「消えた少年」読了。ある日、突然現れた美女『安西』。教え子の少年を探してほしいとの依頼にススキノの街に繰り出す俺。果たして少年の行方はいかに。。舞台はススキノ、主人公もチンピラのようなダメなやつ。だけど、どこか憎めない。記者、先生、やくざなど、幅広い交遊関係を活かし事件の真相に迫っていく。面白かったです。北海道弁、交じりのジョークで、アクションシーンも力が入ります。まだまだ続編があるので読み進めたい。ふだん、なかなか行けない夜の街。興味のある人は是非どうぞ。

  • 自分が暮らす街を舞台にした小説だという理由で、評価にバイアスがかかるけど、面白かった。一気読み。ハードボイルドととしてもギリギリ現実感があるから、愛着のあるシリーズだから第一弾から順繰りに読んでる。
    ひとりの少年の死ともうひとりの失踪を軸にした作品。舞台はポケベルがではじめた頃。その頃といまの札幌の景色を頭の中で行ったり来たりしながら、読んだ。文がこなれてきた気がする。
    少年を気に入って捜査をはじめたのなら、終わり方が女教師とのシーンじゃなくて、少年とのほうがよかったかな。少年の冒険譚のラストシーンのように。
    犯人が少年を殺した動機が気に入らないのでそこはマイナスポイント。ま、動機に趣味もへったくれも無いか。出張の移動中に読了。

  • 第一弾から再読しているけど、やっぱり面白い。
    ユーモアと風刺を交えた独特のハードボイルドスタイルは、日本では他に類を見ないと思います。
    最近続けて映画化されましたが、「俺」も「高田」もちょっとイメージが違うんだけどなあ。大泉洋では無頼感やだらしなさが足りないし、松田龍平には単純な善人といった感じがしない。まあ、それなりに面白いから純粋に娯楽映画としてはいいんだけど、20年来のファンとしては残念な気もします。

  • 面白くて一気に読めましたが若干グロい。 本だと探偵より高田が好き♡

  • ススキノ探偵シリーズ3作目。
    94年初版という、結構昔の作品だった事に驚いた。
    始めて読んだ原作だったけど、映画の二人を想像しながら読んだら本当にピッタリで、画が浮かんで余計おもしろかった。

    シリーズ読破狙います。

    • Jackさん
      僕も『映画の二人~』の部分にすごく共感できました!
      僕も『映画の二人~』の部分にすごく共感できました!
      2012/04/30
  • いつにも増して〈俺〉の熱さが伝わってきた。ハードボイルドな空気。高田が助けにきてくれたシーンでは、思わず「高田!」と声が出た。ほどよいバディ感が良い。

  • 2020年8月8日読了。

    探偵シリーズ。
    手稲の高校生が惨殺される。
    一緒にいた学生が行方不明になり、担任の教師から探偵に捜索の依頼があった。

    シリーズ何作目かわからないが、可もなく不可もない出来。
    小説としては面白いのだが、文中の描写が気持ち悪すぎる。

    暇つぶしにどうぞ的な小説です。

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著者プロフィール

一九五六年札幌生まれ。本郷幼稚園中退、本郷小学校卒、東白石中学校卒、札幌東高等学校卒、小樽商科大学中退、北海道大学文学部哲学科中退。
現場作業員、ポスター貼り、調査員、ガードマン、トラック助手、編集者、広告営業、コピーライター、受刑者など諸職を転々。
一九九二年『探偵はバーにいる』(早川書房)で小説家としてデビュー。同作は、一九九三年『怪の会』激賞新人賞受賞。
二〇〇一年『残光』(角川春樹事務所)で日本推理作家協会賞受賞。

「2010年 『北の作家 書下ろしアンソロジーvol.2 utage・宴』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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