探偵は吹雪の果てに (ハヤカワ文庫 JA)

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 695
感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・本 (454ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150307493

感想・レビュー・書評

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  • このシリーズは第一作をずっと昔に挫折したっきりだったんですが、なんとなく久々に読んでみることに。
    そして・・・やっぱりちょっとあわないな、と。あくまで個人的に。
    ハードボイルド小説ってカテゴリなわけなんですが・・・なんというか、主人公の「かっこつけよう」という姿勢がちょっと逆にかっこ悪い。少なくともハードボイルドな感じはしない。ハードボイルドの探偵役はもっと超然としていてほしい。しつこいようですが、あくまで個人的な趣味です。

    そして・・・・話の中身についても、振り返って考えてみると主人公は結局なにをしたんだろう?と。勝手に周りが曲解して勝手に騒いで巻き込まれて勝手に周りが収束・・・あれ?主人公なにもしてなくないか?

  • すすきの探偵シーズなんだけどあんまりすすきのは登場しない。

    前作からいきなり15年くらい?年月が流れててまず驚く。
    前作でラブラブだった春子さんとも離婚し(前作巻末の衝撃発言「できちゃった・・」の子は無事生まれて成長しているらしい)
    高田は店を開き、俺さんはあいかわらずすすきのを徘徊している。

    昔の恋人とばったり出会い、依頼を受けて手紙を届けに行った先での大騒動。話的には比較的まとまっていたように思う。

    おじさんになった俺さんの今後の活躍に期待か。

  • 後半がとてもテンポよく進んでラストで切なくなった

  • 前作からのつながりを考えたら、
    意表をつかれました。

    話の内容は面白く、
    いい感じでした。

    さて、次も読みますよ!

  • すばらしく面白かった。

  • 男にとって一度愛した女はどれほど時間が経っても特別であることに変わりはない。閉鎖的・排他的な田舎の人間関係が文章からにじみ伝わってくるような描写は読み進めるのになかなか労力を使う。悲しくて、かっこいいお話。北海道では、手袋は「はく」と言うのだ。

  • 前半ちょっとダルいけど、後半の展開はたたみかけてくるので、先が気になり読むのが止まらなかった。東直己の作品にもやっと馴れたかな。前作からいきなり15年?後の設定にはちょっとビックリ!

  • いきなり年月が経っているのにびっくり。これからのシリーズ、どうなるんだろうか。。。

  • 1作目からの伏線がふってある物語。
    読みごたえはあったが、前作の続きを期待して読んでしまったので、残念である。気になってしょうがない。なんか心残りだ。

  • 北海道の寒々しさがよい。

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著者プロフィール

一九五六年札幌生まれ。本郷幼稚園中退、本郷小学校卒、東白石中学校卒、札幌東高等学校卒、小樽商科大学中退、北海道大学文学部哲学科中退。
現場作業員、ポスター貼り、調査員、ガードマン、トラック助手、編集者、広告営業、コピーライター、受刑者など諸職を転々。
一九九二年『探偵はバーにいる』(早川書房)で小説家としてデビュー。同作は、一九九三年『怪の会』激賞新人賞受賞。
二〇〇一年『残光』(角川春樹事務所)で日本推理作家協会賞受賞。

「2010年 『北の作家 書下ろしアンソロジーvol.2 utage・宴』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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