- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150314446
感想・レビュー・書評
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#日本SF読者クラブ 3巻から最終巻の5巻まで読んだ。まとめてレビュー。ミリタリーSFであり、ファーストコンタクト物であり、ミステリーの要素もある。3巻から最終巻で次第に謎が明らかになってくる。最終巻はちょっと駆け足の印象がある。
それにしても、最近読んだ「三体Ⅱ 黒暗森林」に出てくる宇宙社会学の二つの公理のひとつが思い起こされる。やはり宇宙は残酷で、相互理解は不可能なのか。なにかやりきれない思いが… 最後のシーンには希望があるのだろうか?
そして烏丸と三条、シャロンとマイアの掛け合いが面白かった。異星人とのコミュニケーションはこのようにはいかないんだ。その対比が象徴的だ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最後は少し駆け足だったけども、宇宙をまたにかけた未知の文明との戦争、調査は一区切り。
人類の恐れと猜疑心が元凶にあったとは、これまさに宇宙は“暗黒森林”。
烏丸先生と三条参謀とネコのココちゃんが最後全てを持っていった。大円団。 -
いつの間にか烏丸先生が主役になっていた。ようやく、謎が解明されすっきりするが、今までしっかりしていた軍人や政治家たちが急に影が薄くなってしまった。展開に緊迫感がなくあっさりだったかな。最後の方にひと展開あるのだが、第一巻の頃の興奮まではいかず。
『柳生一族の陰謀』の成田三樹夫演じる公家烏丸文麿が懐かしい。 -
シリーズ完結。
あれ、兵站あんまり関係なかったような。最後は烏丸無双だったような。 -
これで終わり?
9巻も引っぱって、これ?
最後まで、仮説だけ読まされても・・・
最後は辟易しました。 -
[評価]
★★★★☆ 星4つ
[感想]
3巻~5巻を一気読みしたので感想が混ざってるかも
現在の人類には知らないこととはいえ、過去の人類はとんでもないことをしたものだと感じた。
最後の展開だが、非常に今後が気になる終わり方だがシリーズの終わり方としてはこれで良いのかもしれない。 -
全体を通して
さすがにデビューした作家さんなので、なろう系作家さんよりは、とても読みやすい文章だった。いくつかのギミックは、楽しませてもらったが、物語を収束させるときに急がれたような印象を受けた。
あと、ブロックチェーンという言葉を使いたかったかも知れないが、いきなり、その用法だと間違っているような気もするので、現実に戻ってしまった。残念だ。 -
ガイナスと人類の戦いに終止符が打たれる。そもそも、なぜ戦わなければならなかったのか、その原因が明らかになる。前巻で想像もつかない方向に飛ばされて、結末がどのようになるのか楽しみだった。うまく着地できて安心したのと同時に、因果応報というか少し考えさせられるものがあった。人類、ガイナス、ゴート・・・。人類が悪いのか、たまたま運がなかったのが悪いのか、犯人捜しをする小説ではないが、一方向だけで見てはいけないことなのだと思った。また、恨みというのは時間がどれだけ経っても忘れられないものなのだろう。
物語としては、烏丸が想像以上に活躍するのが個人的には意外なところだった。シャロン紫檀とマイザー・マイアの今後も気になる。外伝として小説家されると嬉しい。