さらば甘き口づけ (ハヤカワ・ミステリ文庫 ク 5-1)

  • 早川書房
3.84
  • (6)
  • (6)
  • (5)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 89
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (452ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150774011

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 私立探偵のスルーが作家、そして酒場の娘を探すことによって引き起こされた事件が書かれています。

    ブルドックのファイアボール・ロバーツも登場しますが、ほんの付け足しでしかも殺されてしまいます。ほかに保護されている三本足の犬たちも一瞬登場しますがね。

  • J.クラムリーの最高傑作。かなりの尺があるが一気に読み通した。
    ハメット、チャンドラー、マクドナルドを所謂、御三家と言うのだろうが何も既に古典だ。このジャンルはどうなるのだろう?
    パーカーもいまいち感があるし

  • 語るまでもなくハードボイルドの大傑作。ハードボイルドと言えばチャンドラーとクラムリー、と言われる作家の代表作である。酔いどれの私立探偵スルーが引き受けた娘の行方調査。浮かび上がる娘の過去。そして傷ついた心。人物描写とプロットの妙。酒と語り、文学性と娯楽性を見事に融合させた。クラムリーの中でもこれだけ読めば良いかもというくらい突出してる名作

  • 「Barレモンハート」より。

    やはりこういう男っぽい小説は好きだ。昔のアメリカ小説なので、時代の違いというファンタジー性があって、生々しくないのが良いのかもしれない。

    お酒や煙草が欲しくなってしまうのが困ったところだが。

    で、最後、彼女を撃ったのは誰だったのか?そこがまだモヤモヤしている。45口径だし、CWの話を受け取ると前妻だったのか?

  • う〜ん、記憶にない。ビール飲むブルドックが出てきたんだっけ?ジェイムズ・クラムリーは、ちゃんと一作目から読み直さなくちゃな。いつか。

  • 父が一日で読んだ!と言って置いていったので調度電車で出かけるのに読む本がないしな~好都合、と読み出しました。

    文章が少しとっつきにくいのは翻訳モノだからなのかな?でもめまぐるしく変わっていく状況に飽きる暇はなかったです。昔は飲酒運転オッケだったよな~とかそんなところに一番印象が(笑)

    ただなんであのラストにしなくてはいけないのかがわからない。彼女はともあれあの愛すべきブルドックまで。

    父に勧められた探偵モノだったら原 寮のほうがすきだったな。アレはハードボイルドの古典みたいで良い!

    また借りて読んじゃった。なんか読んだことあるような気がしてたんですよねえ…。なんか大人になれないオッサンを周囲が寄ってたかってあなたは悪くない、とか言ってるうちに犠牲が出た感じがします。自分が何をやっても許されると思っている男性って同じことを配偶者にされるとものすごい被害者面するよねって話のような気がしなくもないです。

    全てのレビュー

  • 謎解き要素は付け足しで、酒と男の感傷が大部分を占める。救出シーンなどもそれなりにいいが。

全7件中 1 - 7件を表示

ジェイムズ・クラムリーの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部みゆき
トム・ロブ スミ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×