- Amazon.co.jp ・本 (445ページ)
- / ISBN・EAN: 9784151300035
作品紹介・あらすじ
深夜の電話に駆けつけたシェパード医師が見たのは、村の名士アクロイド氏の変わり果てた姿。容疑者である氏の甥が行方をくらませ、事件は早くも迷宮入りの様相を呈し始めた。だが、村に越してきた変人が名探偵ポアロと判明し、局面は新たな展開を…驚愕の真相でミステリ界に大きな波紋を投じた名作が新訳で登場。
感想・レビュー・書評
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ポアロの頭の中は常に明瞭なんですが、私の頭の中は五里霧中で…
先が気になるけど、読み進めるのがもったいない…を繰り返してなんとか読了。
最後まで読んで全ての真相が分かってから、もう一度最初から読むのが面白くて、面白くて。
アガサ・クリスティー作品、まだまだたくさんあるので、これから読むのが楽しみです! -
地主アクロイドの死をめぐり、名探偵ポアロが真相を暴く。語り手がなぜ彼なのか、、と終始疑問に思いながら読み進めていたが、そういうことだったのか。解説を読んではじめて、この小説の精巧な作りがわかった。ただ、犯人は薄々気づいていたので、そこまで驚きはなかったなぁ。
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アガサクリスティーのアクロイド殺しは、1926年に発表されたらしい。今からおよそ100年前の昭和元年頃ということになる。古さは感じず、新鮮な気持ちで読むことができました。この結末は当時かなりセンセーショナルだったのではないか。
最近では、アンソニー・ホロヴィッツをよく読んでいたこともあり、ストーリーやトリックなどそこかしこにオマージュがあって、確かに彼がアガサクリスティーをリスペクトしてることがよく分かった気がする。
主人公?の医師の姉キャロラインが面白い。
さて、次は何にしようか。 -
作家の代表作と言われるこの作品は、はじめから直感的に犯人が分かりました。なので評価は4にさせていただきました。次回に期待します。
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The Murder of Roger Ackroyd(1926年、英)。
ポアロ・シリーズ。アクロバティックなトリックが有名な作品で、この作品によってクリスティは推理作家としての地位を確立したと言われる。
医師のシェパードは、村の名士アクロイド氏から相談を持ちかけられた。今朝シェパードが死亡診断した女性の本当の死因について話したい事があると言う。しかし、全てを語り終える前にアクロイドは何者かに刺殺されてしまう。そんな折、シェパードの隣に越してきた人物が探偵ポアロであることが判明し…。
発表当時は、このトリックのフェアネスについて物議が醸されたらしい。否定的な見解もあったようだが、現在では叙述トリックの名作として認められている。いずれにせよ少なくとも小細工ではない(小細工というには、あまりに大仕掛けなので)。 -
これがかの有名なアガサ・クリスティの「アクロイド殺し」かあ˚✧₊⁎⁎⁺˳✧༚
「そして誰もいなくなった」に続き2作目、ポアロシリーズは初!です
100年前の作品だと思えない、面白かった〰!(^O^)
後悔しない様に、一文一文ちゃんと読んだ
フランス窓とか編み上げ靴とかわからない言葉も検索しながら読んだ
ポアロがそんな近くにいたとはねー
姉のキャロラインのキャラが面白い
犯人が選択する最後は切ないです
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2024/04/29
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111108さん
ほんと、よく忘れてました。
いかに大胆なトリックであるか、若い私にはわからなかったのでしょうね。111108さん
ほんと、よく忘れてました。
いかに大胆なトリックであるか、若い私にはわからなかったのでしょうね。2024/04/29 -
111108さん
ほんと、よく忘れてました。
いかに大胆なトリックであるか、若い私にはわからなかったのでしょうね。111108さん
ほんと、よく忘れてました。
いかに大胆なトリックであるか、若い私にはわからなかったのでしょうね。2024/04/29
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読む前に犯人を知っていたからそこまでの衝撃はなかったけど、一般的なスタイルの小説しか読んだことの無い当時の人からしたら凄い衝撃だっただろうなと、、、
5分間で人殺してトリック設置して靴履き替えてってのは現実的にどうなんだろう?とは思ったけど、なかなか面白かった -
あまりにも有名なクリスティーの、ポアロ(ヘイスティングスのいない)が登場するミステリー。
普段猟奇的殺人だとか、複雑な伏線のミステリーだとかを好んで読むせいか、
殺人事件が起こっているにも関わらず、なんだか平和で優雅な、のんびりした雰囲気がそこここに感じられた。
アガサ・クリスティーの作品の多くがしばしばドラマ化、映画化されるのが理解できる。
変な表現だけど読んでいてとても安心なミステリー。 -
クリスティの傑作、良作はとても多く、数作品手に取れば少なくとも一冊以上は驚くべき犯人と予想だにしないトリックによって僕達を楽しませてくれる。
僕のクリスティ作品のスタートは「エンドハウスの怪事件」と「青列車の秘密」で、この二作からクリスティの魅力に興味を持ち、数々の作品を手に取る様になっていった。
今作、アクロイド殺しは、クリスティを読み始めてから数作品、十作未満で出会った記憶げあり、当時は過去の評判なども知らず、軽い気持ちで読んだ結果、余りにも衝撃的なトリックにより、益々クリスティにのめり込むきっかけになった作品だ。
当時、今作の様な思考の作品は既出のイメージがあった為、衝撃的だったがアンフェアだとは思わなかった。僕が今作の発売時にリアルタイムで「アクロイド殺し」に触れていたのならば全く違った印象であったのだろう。
ポアロは引退して畑仕事をしてみるが上手くいかず、結局は探偵業に邁進する。今作の語り手を務めるシェパード医師は人柄もよく、愛情溢れる姉と暮らしている。アクロイドはクリスティ作品至上もっとも有名な被害者だと言われているが納得だ。殺人擬装のトリックも時計を使ったもので当時では最先端の技術を使った事件だったのだろう。
結果、シェパード医師の姉はどれだけ悲しい思いを持っているのだろうと慮り、彼女の後悔が感じられる様な気がする。いずれにせよ、今作によっていよいよ僕のクリスティ評は決定づけられ、僕が古本屋巡りをするきっかけになった。
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村の名士・アクロイドが殺され、容疑者である義子が行方不明に。様々な嘘で隠された事件の謎を暴くため、医師シェパードとともに名探偵ポアロが動き出す。
ぼくが初めて触れたポアロ作品。この挑戦的な内容が1926年に発表されているというのがやっぱり素晴らしいよね。登場人物の心理を巧みに利用した展開が実に上手い。事件に揺れて巻き起こる疑心暗鬼。どのキャラもあやしく見えてきて最後まで犯人がわからなかった。嘘を少しずつ真実へと塗り替え、事件の闇が照らされていく中で「これはもしや…!」となりながら真相に立ち会った時の興奮がすごかった。ラストも皮肉が効いてて好き。
まさにテーマは嘘。みんなが少しずつ嘘をついていて、それがパズルのように謎を散りばめている。語られる言葉は真実なのか嘘なのか。そして現実と同じように、語られるものだけが真実とは限らない。沈黙に真実が宿ることもある。透かし彫りのように立体的に描かれた事件と人間心理が見事な作品だった。
この本、ブックオフで買い、手にしたら安心してしまって積読中なんです。
有名な本(…ですよね)だし、皆さんの評価が高いだけに、勿...
この本、ブックオフで買い、手にしたら安心してしまって積読中なんです。
有名な本(…ですよね)だし、皆さんの評価が高いだけに、勿体無いですよね…(-_-;)
PSブクログスマホ画面(iPhone)が微妙に変わり、ちょっと戸惑っている…ってことをこちらで呟かせてください^^;
えー、絶対読んだ方がいいですよー!
と言いつつ自分も買ってから1年くらい寝かせてしまいましたが。
慣れの問題かもしれません...
えー、絶対読んだ方がいいですよー!
と言いつつ自分も買ってから1年くらい寝かせてしまいましたが。
慣れの問題かもしれませんが、ブクログアプリの一新されたデザイン、ビミョーですよね!
なんか広告とかも目に付くようになった気がするし、よく言えばスタイリッシュになった気もするけど、前のシンプルな感じのほうが好きだった。。
分かりました。読みます!…という誓いを色んなブク友さんにしております^^;
ブクログア...
分かりました。読みます!…という誓いを色んなブク友さんにしております^^;
ブクログアプリの新デザインは、うまく説明できないのですが、各機能ボタン(文字や枠)が大きくなったような。
前はどうだったか説明できないので、こうして忘れて新しいデザインに慣れていくのでしょうね。