このどしゃぶりに日向小町は (ハヤカワ・ミステリワールド)

著者 :
  • 早川書房
2.63
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本棚登録 : 42
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152091024

作品紹介・あらすじ

暗雲立ち込める山中のサナトリウムの前に、20年前解散した伝説的ロックバンド鉄拳の元メンバーが集結した。薬物依存症で脱退し、闘病の末亡くなった天才ギタリスト・ルビー。その遺体は即日茶毘に付され、形見の紙片には暗号めいた文字が記されていた。ルビーの死に不審を抱いたメンバーたちは真実を追って病院の門扉を叩く。それが新たな崩壊への序曲だとも知らず…迫りくる嵐が呼ぶ衝撃の結末とは-。

感想・レビュー・書評

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  • ルビーが主役と思っていたら途中でどたばたになった。数十年ぶりに目が覚めた人間の狂気な心の葛藤を期待させ、結局はだだのエロとグロになった。

  • エロ・グロ・サイコ・サスペンス
    中盤くらいまでは惹きつけられるものがあったが、終盤でトーンダウンした印象。

  • 入村のキャラクターは好きだったけど全体的に暴力的で好みではなかった

  • 初めて読んだ作家さんですが、とてもテンポ良く読めました。
    結構血なまぐさい場面もありましたが、いきもの豆知識など挟んで気持ちを和らげてくれました。
    音、及び音楽がキー。パワフルな描写に圧倒されました。
    他の作品も読んでみたい。

  • 目を醒ました時、覚えていたのは名前と近い記憶のみ。自分はどこから来たのか、なぜここにいるのか。一方謎の手紙で呼び出されたバンドのメンバー。怪しい施設に侵入を試みるが、目的は達成できるのか。平行して進む物語のどこに仕掛けがあるのか気をつけて読んだ。おそらく仕掛けの部分、おそらく伏線の部分で気合いを入れて読んだのだが、いまいちに終わってしまった。予想の範疇のエンディング。主人公の正体も特に驚かなかった。突拍子もない科学技術も今一つインパクトに欠けた。嵐の夜に読むにはいいのかなと言う程度の感想。

  • いまいち、というのが感想ですねー。
    読み終わりはしたものの、何かちょっと若い人がすきそうかな?という印象が拭えない。
    唐突なエロと唐突な死亡。
    全てが唐突なかんじがして、やや唖然としてしまいました。
    オチ自体はそこまで驚くことではなかったですが、
    何か死んでいってしまった人たちが可哀想だと思う顛末でしたね。

  • ★3.5くらい

    タイトル良いなと思った

  • 途中から、気持ち悪くなった。
    ラスト・・・へ? なんだそれ。


    **:

    お供でユタ判断 ちじだかい? は? まさかでしょ
    ヒーリングマッサージ・・ 私には効きませんぜ。

  • 暗雲立ち込める山中のサナトリウムの前に、20年前解散した伝説的ロックバンド・鉄拳の元メンバーが集結した。
    薬物依存症で脱退した天才ギタリスト・ルビーが、闘病の末亡くなり、遺体は即日荼毘に付したと連絡があったのだ。
    その手紙にはルビーの暗号めいた絶筆が添えられていた。
    ルビーの死に不審を抱いたメンバーたちは真実を追って病院の門扉を叩く。。。

    鳥飼さんの新作は綾鹿市シリーズでしたが、バカミスではなく破壊系でした。
    『痙攣的』におさめられている「廃墟と青空」の続編、といった内容で、エログロサイコ。
    殺し合いとか、ウサギの虐殺とかね。。。いただけません。
    うう、気持悪~。
    印象的には『太陽と戦慄』系?

    途中、話には無用なウサギの薀蓄などがあり、とぼけたメンバーのやりとりなどはいつもの鳥飼作品。
    JHが死ななかった理由には納得でしたし、サナトリウムへの侵入などもわくわくしました。
    でも黒さが全開で、鳥飼さんの黒さは苦手な私としてはちょっとキツかったです・・・。
    次は明るめでお願いします。

  • ものすごい終わり方だったけど、おもしろく読めた

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著者プロフィール

1960年福岡県生まれ。九州大学理学部卒業。2001年『中空』で第21回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞しデビュー。主な著作に「観察者」シリーズ、「綾鹿市」シリーズなど。碇卯人名義でテレビドラマ「相棒」シリーズのノベライズも執筆。2016年『死と砂時計』で第16回本格ミステリ大賞【小説部門】を受賞。

「2021年 『指切りパズル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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