- Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163215709
感想・レビュー・書評
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ベッキーさんの第1作目
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物語云々もさることながら、お嬢様やベッキーさんという登場人物たち、昭和初期という時代や雰囲気を楽しめる短編集です。
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2011年12月23日再読。
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連作集、短編集などは読後、すぐに忘れてしまうことが多かったりしますが、この方の作品は別。
勿論細かい部分までは覚えていられませんが、雰囲気や面白かったなぁという印象がちゃんと残ります。なかでもこれはお気に入り。
昭和初期、女学生のお嬢様とそのお抱えの女性運転手。この設定ならではのストーリーも見事ですが、全編通しての時代がかった雰囲気がたまらない。オススメです。 -
優雅な気分に浸れる本。
ミステリの要素はそんなに強くないけれど
美しい文章をゆったりと楽しめる。
それにしてもベッキーさんは何者… -
直木賞をとった「鷺と雪」の前日譚 ベッキーさん登場の物語から始まる。ほとんど予備知識なしだったので、探偵役がベッキーさんでなくお嬢様のほうだったのでびっくり。殺人などない北村作品らしい話、謎のほうはベッキーさん自身に関してのほうが大きいと感じた。そのあたりは「鷺と雪」であきらかになるのかな、楽しみ。
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2003年4月27日読了。
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昭和初期のお嬢様、英子とお抱え運転手、ベッキーさんの謎解きミステリ。
虚栄の市・銀座八丁・街の灯の3編。
銀座八丁がトリッキーでおもしろかったかな。
街の灯も、北村さんらしい、心の機敏が描かれていて好ましかった。
しかしベッキーさんが何者なのかが気になります。
いつかわかるのかしら??