赤い長靴

著者 :
  • 文藝春秋
3.10
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本棚登録 : 946
感想 : 172
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163236100

感想・レビュー・書評

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  • 夫婦のカタチってイロイロなんだなぁ・・・と、しみじみ。
    少なくとも、あたしの望む夫婦のカタチではないな。

  • 恋人につい、 --- ねぇ、空気って、どんな存在?<br>
    なんて質問が口をついてでてしまったりして。
    <br>
    空気みたいな存在だったな、って、いつか想われたい。
    <br>そんなふうなこと、ぼうっと考えてしまったよ。

  • 逍三以外は全部怖い。その考えは、日和子を心底驚愕させた。驚愕させたが、事実だと思えた。(抜粋)

  • とても閉塞的で、静かな、怖さや恐ろしさといったものを感じます。日和子と逍三の夫婦両方の視点からつづられています。両者は互いに、今の生活を「幸せ」と言い切ることはできませんが、互いの存在を不可欠でいとおしいものと感じています。しかし、それと同時に物足りなさも感じているわけで。読んでいてやるせない気持ちになります。

  • イライラして、最後まで読めない。買って結構たつけど、今だに読む気にならない。

  • ケッコン生活って難しい。
    でも相手との違和感も新鮮な気分で愉快なキモチになれたらいいなと思う。

  • 夫婦間の会話を通して女性、男性の感じ方をうまく表現している。いろんなカップルがいていい::自分にその人があっていれば。

  • どんでんがえしがないことを確かめるために最後まで読んだような作品でした。
    正直こういう夫婦関係は暴れるほど嫌いです。
    でも江国香織だから・・・最後まで読まなきゃ悔しい気がして読んじゃいました。

  • 「夫婦」を見た事が無いので分からないけど、殺伐としていて怖かった。

  • 自分の不在が誰にも影響を与えない・・・淋しすぎるね。人はひとりでは生きていけないのだから。 
    それにしてもこんなにも言葉の通じない人にむきあって可笑しいっていえる・・・あきらめでなく・・・理想ですね。

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著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2010年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年に「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。

「2023年 『去年の雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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