桜川ピクニック

著者 :
  • 文藝春秋
3.02
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本棚登録 : 74
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163257006

感想・レビュー・書評

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  • 育児協力と仕事にモヤモヤする保育園児のお父さんたち。共働き家庭じゃないので共感度が薄い。

  • こういうのって初めてかも 父親たちの育児群像小説 とある幼稚園の父親たちの育児にかかわる葛藤や奮闘を描いている バリバリの仕事を持つ妻 と どちらかというと時間的に余裕のあるもしくは余裕を取らされた父親たちの子育て記 どれも普通に母親たちが直面している悩みとか 喜びとか なんだけど、父親に当てはめるとなんとなくこっけいだったり違和感があったりする。でもそういうあれやこれが 何年もたったら当たり前のことになるのかも って言うか当たり前になって欲しい。

  • 作者にとっては「さいごの」育児系小説らしいが。

  • 桜川に住む、子育てするお父さんたちのオムニバス。
    僕も数年後にはそうなるのかな?

  • 日々の育児に葛藤を抱えていても、子どもたちのあたたかな体温や感性が
    カラカラの心を充たしていく。
    父親の視点から育児の今をカラフルに描く傑作短編集

  • 桜川というホームタウンに暮らす、育児に奮闘するパパたちの群像劇。
    育休をとったパパもいれば、今の生活にひっかかりを感じているパパもいる。
    働く女がテーマの物語は多いけど育児する男がテーマの物語は珍しい。そもそも、育児がテーマの話って少ない。興味深かった。会社に対する遠慮や自尊心、社会や家族に対する満足と不満足。
    育児する男の人の感覚ってこんなかんじなのかなと不思議な印象だ。
    働く女のもどかしさや不安や狡さは、自分が近い立場にあるせいか本を読む度に共感するけれど、この男性ながらの感覚は自分には実感が薄く、そのぶん妙にリアルだ。女の私が理解できないアタリ、男の本音なんだろうなぁ、というような。
    なんだか男女の溝をうすーく感じるなぁ。

  • いわゆる「主夫」をテーマにした短編6編。出てくる妻みんながキャリア指向の嫌な感じでストーリーに入り込めず、読後感悪し。筆者自身も主夫で妻への当てこすりだったりして、というのは「げすかん」か?

  • 自分もまともに結婚していればこういう話に関わっていたのだろうなぁ、と、一人苦笑い。ほのぼのと云う訳ではないが、同世代の、少し上か(^^;)或る程度、意味が通じ会える内容で読みました。

  • 主に「主夫」を中心とした其々の家族模様。各家庭の出来事は柱に、それぞれの関係性もなぞりながら・・・「主夫」でもええやん!子供育児って楽しいやん! 小説。
    <6>

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著者プロフィール

1964年兵庫県明石市生まれ、千葉県千葉市育ち。文筆家。東京大学教養学部卒業。日本テレビ勤務中、1995年『クジラを捕って、考えた』でノンフィクション作家としてデビュー。退社後、1998年『夏のロケット』で小説家デビュー。小説に『せちやん 星を聴く人』『銀河のワールドカップ』『算数宇宙の冒険』『ギャングエイジ』『雲の王』『12月の夏休み』など。ノンフィクションに『PTA再活用論』『動物園にできること』『ペンギン、日本人と出会う』『イルカと泳ぎ、イルカを食べる』など、著書多数。現在、ナショナル ジオグラフィック日本版および日経ビジネスオンラインのウェブサイトで「・研究室・に行ってみた。」を連載中。

「2020年 『「色のふしぎ」と不思議な社会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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