- Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163280509
感想・レビュー・書評
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久しぶりに違う人の本読みました
勉強になりました詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
裁判員制度がテーマ。内容の知識なく読み始めたが、ぐんぐん引き込まれてしまった。最後にどんでん返しが来るのかと思ったが、意外とあっさりだった。田中好子主演でテレビ化されたドラマも見てみたい。
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裁判員制度の法廷もの。
喘息をおこしかかっている6歳の息子を
ひとり放置したまま仕事や愛人の元へ行った女性。
息子はその間に酷い発作を起こし、窒息して死亡する。
母親は有罪か無罪か。
裁判員に選ばれてしまった女性の視点で描いた作品
かなり綿密な取材がされているようで、「裁判ってこんなふうに進んでいくのか」とよくわかりました。
自分もいつ選ばれるかわらかないんだし、興味深く読めたな。
罪を犯す人も、その環境も、本当にすぐ身近にもありそうだったし。 -
子供を置き去りにした結果、死なせてしまったキャリアウーマン。有罪?無罪?
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20年ぶりに夏樹静子を手にとりました。
しっとりとした文章は読みやすく、昔に比べるとなんとなく角が取れたやわらかな印象でした。
普通の主婦が裁判員になってどう判決を下すのか、心の動きを裁判の流れの中でとてもわかりやすく書かれていました。自分ももしかしたら裁判員に選ばれる可能性もあるわけで、読んでいると「ああ、こういう風に裁判って行われて行くんだな」と、とても勉強になりました。
派手などんでん返しもなく、登場人物も普通のどこにでもいる人たちばかりだし、ただ淡々と裁判が行われていくのでミステリーと言われたらちょっと違うかもしれませんが、事件の題材がとても身近でいつ起こってもおかしくないものだったせいか、私はとても面白く読み終えました。