タイニーストーリーズ

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 821
感想 : 121
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163296906

感想・レビュー・書評

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  • 恋、性、友情、家族、戦争…。最高の日本語の使い手が腕によりをかけた、小さくてリッチな愛の形。「マーヴィン・ゲイが死んだ日」「電信柱さん」など全21篇を収録。『文学界』『オール読物』掲載をまとめて書籍化。  

  • 登録日:12/16

  • さすが職人技

  • 頭のいい男が好きな私は「紙魚的一生」に一票投じます

  • 久しぶりの山田詠美。
    最近本を読むペースが落ちていたけど、やはり本を読むことはすきだ。自分の知らない世界。に飛ぶことができる。
    中学生とか高校生くらいのときに山田詠美の本を読んで感じたわくわく感とはまた違うけど(いつかこういうことが自分にも起こるかも、ということは思わなくなった。もしくは思わないようにしている)、でも山田詠美の世界に行くことは楽しい。

  • amyの言葉の使い方が大好きだ。言葉が持つ意味というものに、ハッとさせられることがしばしば。短編集はどれも好きだけれど、今作はバランスも良く、落とし方もゾクッとさせられるものが混じり、一気に読了。人それぞれの日常生活のドラマ、切り取り方が上手すぎる。恋に落ちている人は頷くこと多々、なのは言うまでもがな。久々の短編集に大満足!

  • 読み終わった・ω・
    私にとっては初の詠美さん作品。
    いや これからはエイミーと呼ぼう

    少女マンガみたいに甘々ではないけど「なんかこの人女の子なんだな~」って思った
    個人的には「電信柱」がすき

    GIシリーズは私がまだ幼いからか
    あんまし面白いとは思えなかった

    たまにラストがうげぇっ、てのもあったけど
    買って損はないと思う。

  • 久々に読んだエイミーはちょっと意地悪で、ちょっとほんわかして、ちょっと怖くて盛り沢山でした。短編集ならA to Zが好きだなぁ。

  • 妙手、山田詠美のどうどうたる短編。
    日本にいながらにしてブラックの文化を感じさせる存在感、内なる視点と自意識、その俯瞰ぶりも実に軽やか。
    次回は長編で読みたいので星三つ。

  • 山田詠美さん、もう作家として25年も書き続けているなんてすごいです。この短編集には最近の作品21話が収められていてセンスの良さに溢れています。自由で奔放な女性が出てきたり、若い子の語りが違和感なくはまっているはじけた文章、さすがです。いろんな味わいの沢山の短編ですが個人的にはやっぱり長編が好きです。

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著者プロフィール

1959年東京生まれ。85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞受賞。87年『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞、89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、91年『トラッシュ』で女流文学賞、96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2000年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、16年「生鮮てるてる坊主」で川端康成文学賞を受賞。他の著書『ぼくは勉強ができない』『姫君』『学問』『つみびと』『ファースト クラッシュ』『血も涙もある』他多数。



「2022年 『私のことだま漂流記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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