黒いマナー

著者 :
  • 文藝春秋
3.20
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本棚登録 : 318
感想 : 64
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163694702

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りました(→あまりにおもしろかったので後日中古本を購入)。
    酒井さんが40歳になった頃書かれた、マナーについてのエッセイ。
    これがまたまた相変わらず鋭くて、的を射ている。

    メールのタイトルが、自分が前に送ったメール、(例)「こんにちは」の「Re:こんにちは」となっている件。
    これは私自身もある特定の人からされることがあり、常々私も何故か嫌~な気分になっていた。
    そこを酒井さんはこう解釈。
    返信メールに新たなタイトルがつけられていないと“自分が大切に扱われていない感”を覚えてしまう、と。
    返信用ハガキの「○○行」の「行」が「様」に直してないまま返信されてきたような感触を受ける、と。
    ・・・はぁ、そうだったのか!

    私も自分にされたら嫌だけど、夫からの「帰るメール」にはついつい「Re:」のまま送ってるから、もうそれはやめます・・・。

    ・・・そんな感じで、おつきあい、季節、関係性、危険なマナーについて書いてあるこの本、
    酒井さんのエッセイの中でも、私はかなり好きで是非買いたいなと思いました。

  • マナーって難しい。
    こういうふうに考える人もいるんだなぁ…って参考になった。

  • 可もなく不可もなく・・・ふむふむっていう感じ。
    ハゲのマナーは参考になりました。

  • 他のエッセイだと、わりと自分と同じ感覚で、「分かる分かる!」って思いながら読んだんですが、これは酒井さんとの感覚のズレを感じる方が多かったかな。「そーゆーふうに思う人もいるのねー」って感じるところもあれば、「そりゃ単なる僻みなんじゃ…」と思うところもあり。

  • マナーは思いやりでありしかも計算を働かせ決して自慢せずチヤホヤも期待せず………本当の謙虚とは何なのか考えてしまいます。

  • 酒井順子さんって頭が良くてきっと性格悪い(笑)

    でもそこが彼女の面白みなんでしょうなぁ。

    本音と建前が見え隠れするさまざまなシチュエーションにおいて
    このマナー本は鋭いところを突いているのでした。

  • 複雑化した結婚事情、家族の形態、諸々。人づきあいにおけるマナーもより細かい配慮が必要では…と、例を挙げながらユーモアたっぷりに(時にブラックに)書いてあり、おもしろい。マナーという名の処世術、しっかり身に付けたい。最後にある「マナー上手な人って、実は……」のくだりは笑いながら同意!

  • 作者のバランス感覚はちょうどいいなーと思っているので、どんな内容か期待して読みました。

    特に最後の「マナーのマナー」は秀逸。
    マナー感覚が共通してる人とは仲良くなりやすいというのは激しく同意。

    自分のマナー感覚は幅広く、寛容さを持って、人と仲良くなりたいものです。

  • 酒井さんの本はいつもタイトルに惹かれて読んでしまうのだが、内容が期待ほどではないような。

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著者プロフィール

エッセイスト

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

酒井順子の作品

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