黒いマナー

著者 :
  • 文藝春秋
3.20
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感想 : 64
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163694702

感想・レビュー・書評

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  • マナー教本、というわけではなく、現代の人付き合いについて書かれた軽快なエッセイ。
    妙齢女性のファッションや化粧について面と向かって批判できるのは、肉親か肉体関係にある異性だけ、という旨のくだりに妙に納得してしまった。

  • アラフォー独身女性の視点で世間を捉えたマナー本。
    譬えが的確で、非常にわかりやすいです。というか、笑えます。
    「おひとりさま」なら共感できること間違いなしです。



    【なるほど!と思った箇所 一部抜粋】

    ・年齢を推測する時は「初めてディズニーランドへ行った歳」「給食の内容」「初めて購入したCD」「好きだったアニメ」等の話題で探りを入れるとよい。

    ・女性同士のの悪口はサファリパークで「ライオン見えた?」「見えた!見えた!」と言っているのと、さほど変わらない。男性はライオンが見えないから言っても通じない。

    ・無礼講のとき若者が取るべき態度は
    ①普段より多めに飲酒する。
    ②駄洒落を連発する。
    ③学生時代の恋愛武勇伝をぺらぺら話す。
    ④机の上で寝こける。
    ⑤下ネタを口走る。

    ・・・だそうです。

  • 2/16 いつもどおりのおもしろさ。

  • 相変わらずの酒井さん。
    結構この方の『黒さ』嫌いじゃないです。
    お年を重ねて、熟練してきたなぁと・・・

  • 表紙が可愛すぎ!ジャケ買いしちゃった!
    内容は、ちょっと首をひねるような、「だから何が言いたいの?」と思うところもありましたが、
    考え方はそれぞれだからね・・・と実感できる1冊でした。
    知恵とマナーは身につけておいて困ることはないし、後日再読してみようと思っています。

  • 現代日本におけるマナーについて掘り下げた一冊。
    マナーといってもレストランでの食事や、冠婚葬祭などの特殊なシーンに限らず、日常の自慢話をする人のマナー、都会生活のマナー、母と娘の間のマナーなどなど、身に覚えのあるシーンでのマナーについても述べてあります。ぷっと笑えるけど、真を突いてるのがすごいな~。
    男女の別れのマナー「男からはフェイドアウト、女からはカットアウト」この言葉にはこれだ!!と思いました。
    マナー感覚とは、羞恥心の感覚。他人のためでもあり、自分が恥ずかしさを感じないようにするためのもの。なるほどなあ、と膝を打ちました。

  • 独自のするどい視点がおもしろい。
    クスッと笑えたり、ほんとに納得できる所もあり。

  • 2009/11/13

  •  三十代女子のおつきあいはいろいろと難しいもんです。 気をつけないとすぐにおばさん化するし、おばさんと思われたくなくて一生懸命やれば、その行動がイタいと言われるし。そうならないようにしましょうね、と著者が気がついたおばさん化を防ぐ諸注意。 やれやれ。

  • そうそう、あるある、とにやりとして読み終わるようなそんな本。誰もが実践していると思われる黒い計算が書かれている。
    …誰もが実践ではないのかな。私が黒いだけだろうか。酒井氏とはきっとすごくわかりあえると思うのですが。お友達になりたい。

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著者プロフィール

エッセイスト

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

酒井順子の作品

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