黒いマナー

著者 :
  • 文藝春秋
3.20
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本棚登録 : 317
感想 : 64
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163694702

感想・レビュー・書評

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  • これはおもしろい。
    毒舌ではあるものの、決して上目線でないところに非常に好感がもてました

  •  限りなく共感でき「ない」んですけど、ついつい読んでしまうんですよねー。この方の本。
    できなさすぎて逆に面白いです。


  • 少し長い本でしたが、ためになりました。
    特に、驚いたのは、年賀状のことです。
    私は、年賀状は、パソコンでやるくらいなら出せなくてもいいと思ってました。
    (手書きにしろよ!って言われるかもしれないけど字がきれいでもなく、いつまでも残ってしまうものなので、小さい頃から出すのが嫌いでした。)
    しかし、この本には、「年賀状を出すか出さないかで常識人がわかる」「国民年金を払っていなくても年賀状は出す」と書いてありました。
    衝撃を受けました…そこまで年賀状に意味があったとは…

    けど、そこまでこの作者のことを信じようとは思いません。
    作者は、ガッツポーズを醜いもの、将来来る敗北さえ感じさせる。と言っています。
    私は、そうは思いません。ガッツポーズは、その人がどのくらい一生懸命に練習を積み、努力をしてきたか、成果の喜びだと思います。
    負けたほうも、心から喜んでいる勝者をみて、一所懸命に練習したんだなと思うと思います。たとえ、その時は悔しいと思うけど、少したって、思い返せば、相手の気持ちもわかるはずです。作者のように勝ったのに少しこぶしを握るだけでは、敗者に不快感を与えると思います。

    こう思う人もいると覚えておきたいです。

  • どうも酒井さんの文体(〜なのでした)は好きになれないけど、それでもポンと膝を打つことが多いのは歳が近いせいか?さまざまな「マナー」が紹介されるが「母と娘の間のマナー」が私にとっては留飲の下がる思い。私だけじゃないんだってオドロいたり、ちょっとホッとしてみたり。

  • ふつー。

    でも親について語られているところは群を抜いて説得力も面白みも抜群でした!

  • 年取った両親にあげるプレゼントや
    悪口についてがよかった。
    マナーってやっぱり大切。

  • 帯に『悪口にも作法あり』と書いてあったので、女の悪口エッセイか?と思ったのですが、そういうのじゃありませんでした。
    マナーとして明文化されてないようところを書いてあるので面白い。
    人に注意する時に、文句をいいたい気持ちと嫌われたくない気持ちにどう折り合いをつけるかの『注意のマナー』とか、あまり縁のない話ではありますが付き合ってる男女が別れるときに「男からはフェイドアウト、女からはカットアウト」の『別れのマナー』とか。
    ほかに『謝罪のマナー』『悪口のマナー』『ハゲのマナー』『露出のマナー』など。
    人付き合いでいかに多数の人間に不快感を与えないか、という。
    マナーってマニュアルじゃなくて客観視の問題なんだなあと思います。
    下手に「女性の品格」とかを読むよりも、よほど生きてくのに役に立つんじゃないかなあ。
    ハードカバーなので図書館で借りたけど、文庫が出たらまた読みたいです。
    そのころにはマナーの内容も変わってそうですが。

  • 「まあそういうこともあるでしょう」と流したら大体のことは問題ないんでしょう。

  • 確かに、黒い。

  • 酒井順子さんの独特の文章は、いつもひきつけられます。
    酒井さんの世界が見えます、オススメ。

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著者プロフィール

エッセイスト

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

酒井順子の作品

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