不倫 (文春新書 1160)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166611607

感想・レビュー・書評

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  • 「不倫は悪」と道徳とか倫理面だけで過剰に言われることに疑問を持っていたからとても読みたい本だった。実にわかりやすい。
    科学的に言われるとすっきりする!最高!!

  • 一夫一婦型に向いてる遺伝子は全体の半分
    当然、種の保存が優先される状況なら不倫型の方が正となる

    結局自分が脳科学とか中野さんの著書に惹かれてしまうのは
    社会常識なんて世の流れや最新の研究によってコロコロ変わるもんだ、ってのが主張されるからなのかもしれない。

    そんくらい

    • basicfinfinさん
      こんなもん家で読んでたら嫁さんに睨まれそう。
      こんなもん家で読んでたら嫁さんに睨まれそう。
      2021/03/20
    • tkhrsnさん
      堂々とリビングのテーブルに置いて読んでたやで
      堂々とリビングのテーブルに置いて読んでたやで
      2021/03/24
  • なぜ不倫はなくならないのか・・・不倫遺伝子、人類の歴史的観点での説明。
    不倫バッシングはフリーライダーへの制裁。

    まぁ、そんなもんだろうなの感。

    それよりも、少し論点がずれたような気がした「日本社会は急激な用紙高齢化が加速化しています。少子化対策を考えるのであれば、はたして不倫バッシングに明け暮れている場合なのでしょうか。」の一文がささった。

  • 中野信子さんの著書は2冊目だが、とても興味深く読んだ。
    不倫を脳科学の知見でとらえたもの。
    生まれつきそういう遺伝子を持った人がいる。
    人間の愛着スタイルには「安定型」「回避型」「不安型」の3つがある。恋愛や性行動もこの愛着スタイルによって異なる。
    不倫も、不倫バッシングもなくなることは無い。
    この方の他の著書も読みたい。

  • 『中絶大国ニッポン』年間18万件以上も発生。年間100万件と考えると2割、1990年代には、年間30万件を超えていたと言うからビックリ。

  • ●不倫は家庭や社会におけるフリーライダー
    ●共同体の秩序を守るために、不倫は激しく攻撃されがち。
    ●9割以上不倫を許さないイスラム圏、おフランスは47%とぶっちぎり。
    ●不倫は殺人に比べ100倍以上ある
    ●性感染症が予防でき、十分に繁殖が可能なのであれば、一夫一婦制である必然性は無いのか?
    ●ハタネズミは、オキシトシンとよく似たバソプレシンの受容体の密度によって貞操レベルが変わる。バソプレシンの生成量ではなく感じ方の差。人間は、遺伝子の塩基配列の差で変わる。また、オキシトシンやドーパミンの受容体の差も影響する。
    ●不倫する人の方が早死に傾向。
    ●生殖しないからこそ恋愛は美しい。ボーイズラブが女性に人気な理由。

  • 社会的にバッシングされ、排除される扱いを受けるにもかかわらず不倫が全くなくならないのはなぜか?

    この疑問を脳科学観点で読み解いていく。普通に知識として「へ〜」くらいだがめちゃ面白い。
    人類はもともと一夫多妻制だから不倫は仕方ない、というのが大筋の内容。
    不倫をやめられないあなたへ、という見出しは結構ぞくっとする。

  • 前半は動物との横の比較、過去の歴史との縦の比較が面白かった。後半は女性週刊誌レベルの内容で読後感は今ひとつ。何より新書の帯がいかがわしい。

  • 正常性バイアス

  • 結局は、自分の愛着スタイルとかそういう心理的要因が関係しているってことでしょうか。

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著者プロフィール

脳科学者、医学博士、認知科学者。1975年、東京都に生まれる。東京大学工学部卒業後、同大学院医学系研究科修了、脳神経医学博士号取得。フランス国立研究所ニューロスピンに博士研究員として勤務後、帰国。現在は、東日本国際大学教授として教鞭を執るほか、脳科学や心理学の知見を活かし、マスメディアにおいても社会現象や事件に対する解説やコメント活動を行っている。著書に『サイコパス』『不倫』(ともに文藝春秋)、『人は、なぜ他人を許せないのか?』(アスコム)、『脳の闇』(新潮社)などがある。

「2023年 『賢くしなやかに生きる脳の使い方100』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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