- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784166611607
感想・レビュー・書評
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脳科学者が、なぜ不倫はなくならないのか、またなぜ不倫バッシングは起こるのかを、最新科学の目で解き明かした本。不倫遺伝子など先天的な理由と、乳幼児からの育てられ方などの後天的な要因が不倫遺伝子のスイッチをオンにすることで、不倫がなくならない理由を説明している。また、不倫バッシングが起きるメカニズムを、フリーライダー論で説明しており、妙に納得させられる。また、社会の進歩に遺伝子の変化が追い付いていない現状分析もユニーク。このロジックの延長で、現在の日本の少子化問題の解決策を提言しているが、その大胆さが痛快に感じる。また、遺伝子研究の中で、日本人が米国人に対してイノベーションで、欧州人に対してルール作りで、それぞれ水をあけられている理由も上手に説明している。
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半分くらい不倫をするという衝撃の事実を、受け入れた上で結婚や交際をしておいた方がトータルで幸せに生きれる気がする。結婚前に読んでおいて良かった!
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脳科学者が最新科学を使って説明してくれると説得力がありすぎる。
不倫は叩かれて当たり前って思っていたり
本当は倫理的にちゃんとしたいって自分を責めてしまいがちな人にもおすすめしたい本。
結婚の矛盾とか
不倫はなくならないし不倫バッシングもなくならないっていう矛盾といかに付き合っていくか
その矛盾を矛盾として味わうか
人間は矛盾を抱えて生きる以外にないということが書かれている。 -
脳科学の観点から、真面目に不倫について考察している。不倫をするしないは遺伝子によるものだとか。その人の今置かれている状況や周りの環境、その時の心理状態など色々な事が重なって初めて不倫してしまうのではと思ってたので、ちょっと意外。だけど、不倫しない人は全くしない、する人は何回もするとか言うのは、やっぱり遺伝子のせい?遺伝子のせいにして、開き直られても困りますけどねー。それにしてもいろんな研究をしてる方がいるんですね。
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不倫がなぜ横行するか?について書かれた本
人の遺伝子、本能的に不倫をしてしまうもの
では現代に適した結婚、恋愛、性愛の仕組みとはどのようなものなのか?
不倫を違法とするのは違うし、かと言って何の罰則もないと社会性が失われてしまう
今後バーチャルで不倫の快感を味わえるような仕組みが出来れば不倫率もさがるのではないか?と思った -
科学的に、ロジカルに、不倫をすることのメカニズム解説してておもしろい。
要素としては3つ
①特定の遺伝子配列による遺伝的な部分
②幼少期の親との過ごし方、親からの愛
③ホルモン周期やテストステロンなどのホルモンの働き方
愛が足りないとセロトニン不足で不安になる→不倫する。
不倫のバッシングが鳴り止まないのは、
①批判することで快楽物質が出る
②フリーライドに対する妬み
コストを払ってないのではないか、不公平だ。
どちらもオキシトシンが起因する。
「結婚や生食には恋愛が必須である」という考え方が蔓延してる日本。当事者たちの問題をSNSで勝手に外部が言える環境がおかしい。その投稿に溢れてるから、自分も言えると勘違いする。 -
不倫は絶対にしてはいけない。社会的・道徳的に許されない不貞行為だから。
と、頭では分かっているけど・・。
生物学的には、哺乳類としての生殖活動として真っ当な行動でもある。
脳科学的には、
・先天的な、特定の遺伝子の働き
・後天的にかたちづくられた、その人の愛着スタイル
・周期的、反応的な男女の性ホルモンの働き
によるものとの。
結婚か不倫かを損得勘定で説いているが面白い。
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原理を教えてくれるので、ありがたい。