知の旅は終わらない 僕が3万冊を読み100冊を書いて考えてきたこと (文春新書 1247)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166612475

感想・レビュー・書評

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  • 好奇心と行動力を併せ持った知の巨人。自らを振り返る本書を読んで、改めて仕事の深さと幅広さ、圧倒的なボリュームに感服した。このような人は空前にして絶後なのではないか。
    今まさにコロナ禍の真っ最中。壮年期の氏であれば、何を調べ、何を私たちに教えてくれたのだろうか。

  • 食・知・感が人となりを作っていく

    3万冊もの本を読むと、人はどういう考え方をするようになるのか知りたくて読み始めました。ヒトが好きなんだろうなぁ〜と感じずにはいられません。本を読み、本を書いていく中で、様々な人と対話をし繋がっていく過程は羨ましい限りです。
    読書好きの方であれば、深く感銘を受けるところや、読んで見たくなる本が、必ずや見つかると思います。
    特に第6章の人間の感性は、その人のハートが過去に食べた感性の食物によって構成されている、という箇所が印象的です。

  • 立花隆のこれまでの軌跡を語り下ろした本.どういうことに興味を持ってどう行動したかが簡明に書いてあって良い.もうそろそろ新世代の人が出てきて欲しいと思うが,彼のように理系的素養があって,科学的に考えることが出来る人は希有.

  • 2020年7月
    立花隆さんの自叙伝。とんでもなくパワフルな人生を送ってきた人だなぁと思う。一時代を築いた人である。
    トンデモ記事に散々叩かれて迷惑しているのに、それでも言論の自由、たとえ事実でなくても主張を発表する権利について語っている点に、偉大さを感じた。
    「僕たちの旅は終わらない!」というセリフは少年マンガの最終回だと言うが、この本は著者の終活の一環なのかなとも思う。

  • 立花さんの自伝的な一冊。私にとって立花さんの本と言えば、『脳死』が一番ショッキングであり、最もじっくり読んだ一冊であった。その『脳死』に至る背景や経緯について書かれていて、興味深かった。立花さんが浩瀚な書物からの知識だけではなく、世界中を巡った旅行から得られた貴重な経験も、多くの著作のバックボーンになっていたはあまりよく知らなかった。立花さんが最後に書きたい本として、形而上学と立原道造を挙げていたが、後者は意外であった。立原道造を愛する私からは、ぜひとも、立花さんが書く立原道造を読んでみたいとそう思った。

  • 読み応えあった。著者の思いの詰まった自伝

  • 立花隆の知識、情報量、探究心に敬服。
    自分がいかに一つ一つの事を疑問に思わず
    暮らしているか考えさせられた。

  • 圧倒的な知識量。そして戦争、安保闘争、ロッキード裁判など、激動の昭和を生き抜いてきた経験。何よりもその読書量と執筆量。理系文系というジャンル分けは本当にくだらない。政治、経済、哲学、歴史、芸術、物理、脳、生命科学、、知的好奇心をさらに刺激された。
    天皇と東大も読んでみたい。

  • 立花隆氏の自叙伝スタイルで書かれた本
    知的好奇心や物事に対する深い洞察、その姿勢は参考になる点が多い

  • 凄い人。

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著者プロフィール

評論家、ジャーナリスト、立教大学21世紀社会デザイン研究科特任教授

「2012年 『「こころ」とのつきあい方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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