新装版 竜馬がゆく (1) (文春文庫) (文春文庫 し 1-67)

著者 :
  • 文藝春秋
4.11
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本棚登録 : 12424
感想 : 1102
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  • Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167105679

作品紹介・あらすじ

「薩長連合、大政奉還、あれァ、ぜんぶ竜馬一人がやったことさ」と、勝海舟はいった。坂本竜馬は幕末維新史上の奇蹟といわれる。かれは土佐の郷士の次男坊にすぎず、しかも浪人の身でありながらこの大動乱期に卓抜した仕事をなしえた。竜馬の劇的な生涯を中心に、同じ時代をひたむきに生きた若者たちを描く長篇小説。

感想・レビュー・書評

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  • 「竜馬がゆく」はある程度歴史とは違う部分もあるがフィクションなのでとても読みやすく、物語としてもすごく読みやすくておすすめです。
    個人的な好きなところとしてはさな子やおりょうといった人物たちと竜馬のやりとりの部分が好きです。

  • 司馬遼太郎を初めて読んだが、昔の作品でも読みやすくて面白い

  • ▼大変に久々に、十ウン年ぶりの再読です。多分通算三度目くらいです。

    ▼久しぶりに読むと、この時期の司馬節?は、「ああ、これはつまり浪花節みたいなもんだなあ」と思いました。つまり、大変に娯楽的で、こてこてに英雄譚としてエンタメ旋律満載です。

    ▼つまりある意味、「できすぎ」「あまあま」「わざとらしい」「持ち上げすぎ」「過剰演出」とも言えます。まあでもそれは、

    ”広沢虎造の次郎長伝を聴きながら、「リアリティに欠けて、良く出来すぎてるよ」なーんて感想言うんなら、そりゃ野暮でしょう”

    というようなもので。その「節回し」が美味しいところ、と言えます。

    ▼筆者が主人公に「惚れてる」度合いが、やっぱり竜馬がゆくは頭抜けてますね。

  • 読書できる人は必読。
    素晴らしい物語の始まり。
    とにもかくにも、面白すぎてあっという間に読めます。

  • 坂本龍馬といえば必ず教科書にでてくる今なお知らない人は少ないと思われる人物である。
    さらに媒体のゲーム等にて過去の偉人が登場するようになっているため、尚更ではないだろうか。

    その龍馬の生まれから少年、青年時代が描かれている。憎めない馬鹿とはこの人物のことをいうのか。子どもの頃から一目置かれる人物であったのであろう。

  • 感想は(八)へ

  • よく我慢したほうだと思えるお話し

  • 5よりの★4つです!
    福山雅治と武田鉄矢で脳内再生され。。小説も面白いけど想像するシーンも面白いです。
    名前は知ってたけど、有名な方がわんさか出てきて。。さらに面白いです。
    ①の最後は竜馬の剣術に惚れ惚れしました。
    司馬さん読みやすく楽しいです!

  • 時代小説は敷居が高いと思っちょったがやけど、全然難しゅうなかった。
    土佐の人間は、現代でもみんな坂本龍馬みたいな性格がどこかにあるもんやなぁと思った。“土佐おもてなし勤王党&海援隊”を思い出しながら読み進めて行きよったら、どんどんイメージが湧いて来た。
    剣道についてもっと知っちょったら、試合のことがより理解できるのに残念や。武市半平太、岡田以蔵、岩崎弥太郎、聞いた名前がいっぱい出て来て、わくわくする。

  • ソフトバンクの孫正義さんが闘病中に読み、志をもって世の中を変えていく竜馬の姿に感激して、奮起したと言うから、本著に興味を持った。

    会話が多くて、竜馬の人情味を感じられ易く、とても面白い。歴史知識が乏しくても解説が多いので楽しく読み進められます。

  • 龍馬の話はそこら中にあるし、伝記も読んでいるからストーリーとしてはなんとなく分かるものの、リズミカルなやり取りや描写が面白い

  • 2、3ヶ月かけて全巻読み終わったので感想を記載。この本は史実とは多少異なる内容もあるそうだが、本の中で幕末の時代を命をかけて生きた志士たちの生き様を見れて感銘を受けた。幕府のため、朝廷のため、藩のため、あるいは竜馬のような日本のためとそれぞれ目的も異なるが、文字通り命をかけて自分たちの目的に向けて活動をしていた。そしてその多くが儚くも散ってしまう。現代では命懸けで何かに取り組むということはほとんど無いだろうが、もし事を成したいと考えるなら彼らの生き様から学ぶことがあると感じた。

  • 鞆の浦にいく前に、読んでおこうかなと。

    桂との出会いのシーンが大好き。
    お田鶴さまとのやりとりも好き。
    会話がたくさんなのがいい。
    創作でもぜんぜん構わない。
    余談・脱線も適度で良し。

  • 面白かったです

  •  歴史にも幕末にも坂本龍馬にも興味がないのに、なんでこの本を読もうと思ったのか全くわからない。。。笑

  • 「人の一生というのは、たかだか五十年そこそこである。いったん志を抱けば、この志にむかって事が進捗するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない。たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ。生死は自然現象だからこれを計算に入れてはいけない」

    2020/2/6読了(再読)
    学生時代から十数年振りに読んで、改めて日本人たるもの、一度は読むべき小説だと思った。文庫本8巻の大長編は名場面、名台詞も多いのだが、、竜馬がその人生観・死生観を語った台詞を採り上げてみた。

  • これまで幾つか司馬遼太郎作品を読んできたけど、ここまで主人公愛溢れる作品は初めてな印象。
    龍馬のことが大好きなんだろうな、司馬先生。
    今のところ非の打ち所がない竜馬伝。以後も楽しみです。

  • 人生最高の本。ありたいリーダー像

  • 面白く無いわけないのはわかっていたが、長編故、スタートせず本棚に長らくいましたが、疲れ気味の気持ちにムチ打とうと遂に読み始めました。幕末のドラマが正に始まろうという瞬間の龍馬や桂小五郎といった若者、会津の森要蔵などが、人間味持って描かれてます。二巻以降も楽しみ。

  • 登場人物、時代背景の把握が難しかったのでメモをしながら読んだ。

    それにしても面白い。
    坂本龍馬がすぐ隣にいるような臨場感で書かれている。
    早く2が読みたい!

  • 10年ぶりの読み返し。
    維新に向けた動きはまだ殆どないが、充分面白い。

  • 秀作。
    全巻読んで。
    司馬遼太郎の作品としては小説要素が多い。
    坂本龍馬の作品だけに面白くない訳がない。
    詳細な調査は恐れ入る。

  • 生い立ち〜江戸留学〜三流派対抗戦

    北辰一刀流の免許皆伝を取る
    まだ政治には無関心だが、心に燃える何かはある
    愛嬌、人を惹きつける力、話を丸め込む力

    桂小五郎、武市半平太、岡田以蔵

  • 江戸留学の途中まで。桂との対戦

  • 会社の先輩に勧められて読み始めた一冊。
    30歳で亡くなった坂本龍馬の生誕から20代前半までどのようなことを感じ、考えて生きていたか、今の自分と近い年齢で何をしていたかなどよく分かる一冊。
    印象に残ったのは、武士という肩書きにこだわらず、「坂本龍馬」という生き方に徹している姿。
    何かを成し遂げるためには自分の立場や身分、役職にとらわれなず、「自分」を持つことが大切と学べた。

  • はじめての時代小説。読みやすくて良かった。

  • 人生で一度は読んでおかなければと思い、GWの間に思い切って読み始めた。なぜもっと早くに読んでおかなかったのかと思うくらい面白い。

    ゆとり世代の私は、幕末は中学の授業ではほとんど扱わなかったし、歴史がすっかり苦手だったけど、早くも坂本龍馬(竜馬)という人間を好きになってしまっている。ここまでは、郷士として剣の道をゆく段階。

  • 孫さん

  • 1 友人の蔵書・読んだ形跡が薄い
    2 四字熟語、慣用句がリズムを作っている
    3 わかりやすい

  • 竜馬がイキイキと書かれていた。

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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