紫蘭の花嫁 (文春文庫 の 7-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167652012

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  • 【2004.02.10.Tue】
    蘭の美しさとは裏腹に、残忍な人殺しが行われていく。小田垣の几帳面さは度を越してしまい、徐々に異常な性格が顔を覗かせる。幼少時代の叙述を間に挟め、小田垣の真実を読者に読ませる。登場人物の様々な顔を描き、結末を驚かせることに成功している。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    「あいつから逃げなきゃ!」執拗に追ってくる男の影に脅えつつ、逃亡を続ける花屋の店員、三田村夏季。同じ頃、神奈川県下では不可解な連続女性殺人事件が起こり、刑事部長・小田垣の苦悩の日々が始まった…。追う者と追われる者の心理が複雑に絡み合い、やがて衝撃のクライマックスへ。傑作長篇ミステリー。

  • 2004.1.18

  • 読みながらドキドキ、読み終わってからスーッと血の気が引いてくきがした。こわい、おもしろい。

  • いったい「誰」が「誰」なのか、最後までドキドキで謎でした。主人公の強さに脱帽です。でも小田垣があまりに酷いやつすぎて気分が悪くなりました。

  • 逃げる女。追う男。誰かどう事件に関わっているのか、最後まで予測できなかった。
    乃南さんらしい最後はほっとできる作品。
    2005年10月読了。

  • 女は強いねっ!私も同じ立場だったら同じことできたかな・・・?すごく好きです

  • おもしろかった。どんでん返し

  • 嫁いだ先の風習が想像を絶する恐ろしさ。。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。88年『幸福な朝食』が第1回日本推理サスペンス大賞優秀作となる。96年『凍える牙』で第115回直木賞、2011年『地のはてから』で第6回中央公論文芸賞、2016年『水曜日の凱歌』で第66回芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞。主な著書に、『ライン』『鍵』『鎖』『不発弾』『火のみち』『風の墓碑銘(エピタフ)』『ウツボカズラの夢』『ミャンマー 失われるアジアのふるさと』『犯意』『ニサッタ、ニサッタ』『自白 刑事・土門功太朗』『すれ違う背中を』『禁猟区』『旅の闇にとける』『美麗島紀行』『ビジュアル年表 台湾統治五十年』『いちばん長い夜に』『新釈 にっぽん昔話』『それは秘密の』『六月の雪』など多数。

「2022年 『チーム・オベリベリ (下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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