死体は語る (文春文庫 う 12-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167656027

感想・レビュー・書評

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  • 私には物足りず、
    文書の書き方も読んでいてピンときませんでした。
    個人の感想です。2022/1/18

  •  著者が監察医として取り扱った、様々な異状死体について書かれたノンフィクション。

     この本は大ベストセラーで、法医学を学ぶ人間は誰もが一度は読む本だそう。1日に出る異状死体の多さは以前にドラマか何かで聞いたことがあり驚いた覚えがあるのだが、今回は監察医制度というものが確立されていない地域が多く、今は東京や大阪等5都市でしか機能しておらず、地域差があるということを初めて知った。今作で語られているように、こんなにも死者から多様なメッセージが発せられているというのに、それを読みとる人間も制度もこんなにも不足しているなんて。真実が知られることなく埋葬された遺体が一体どれくらいあるというのだろう。でもやっぱり、生半可な覚悟じゃできる仕事じゃないよなぁ。

著者プロフィール

昭和17年、和歌山県生まれ。京都大学法学部卒業。職業:弁護士・公認会計士。●主な著書 『新万葉集読本』、『平成歌合 新古今和歌集百番』、『平成歌合 古今和歌集百番』、『百人一首と遊ぶ 一人百首』(以上、角川学芸出版。ペンネーム上野正比古)、『光彩陸離 写歌集Ⅲ』、『ヨーロッパの大地と営み 写歌集Ⅱ』、『ヨーロッパの山と花 写歌集Ⅰ』(以上、東洋出版)

「2016年 『万葉集難訓歌 一三〇〇年の謎を解く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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